【実施報告】小山田の里山環境活用の拠点づくりに関するワークショップ第5回
2月26日(日)10時~12時町田市バイオエネルギーセンターにて「小山田の里山環境活用の拠点づくりに関する ワークショップ」全5回の第5回が開催されました。本ワークショップは、「町田市里山環境活用保全計画」に基づき計画されている小山田エリアの里山環境を活用するための交流回遊拠点について、小山田地域に暮らす方とともに考えることを目的として開催しています。
第5回は、過去4回の議論を踏まえて各グループで「拠点施設と私の一日」というテーマでワークシートを作成し、最後に全体で発表しました。
●当日配布資料
グループワーク「拠点施設と私の一日」
<個人ワーク>
はじめに一人ひとり「拠点施設と私の一日」のワークシートを作成。ご自身やご自身の家族、知り合いなどを想定しながら、そのモデルが過ごす一日を検討しました。検討内容は、「拠点施設でやりたいこと・できること・やれるといいこと」、その実現のために「拠点施設に必要なものやこと」、その活動をしようと思った「きっかけ」、そのような1日を実現するために「拠点施設がどのような場所にあるとよいか」です。
<グループワークとプレゼンテーション>
個人ワークの後は各グループで、代表となるモデルを1名に絞り込み、さらに具体的な検討をすすめて「拠点施設と私の一日」のワークシートを完成させました。6グループのモデルは10代~70代と幅広く、性別・職業・家族構成もバラエティに富んでいました。
最後は、各グループによる3分間のプレゼンテーション。拠点施設のカフェで働き、お料理を提供する60代の女性、子どもと一緒に訪れ子どもがプログラムに参加している間はお昼寝をする50代男性、施設でアルバイトをして子どもと一緒にカレーやピザをつくるプログラムを提供する10代の女性、と具体的な一日が表現されました。その結果、「ごろ寝ができる畳の部屋」「厨房施設」「wifi」など拠点施設に必要なものやことも具体化されていきました。
6グループの共通点は、飲食店や野菜販売などの「経済活動」、イベントや体験プログラムなどを通じてつながりが生まれる「コミュニティ活動」が盛り込まれていたことです。また、その実現のためには、地域への説明をしっかりとすること、多くの人が関わりやすい仕組みを持つことが重要という指摘も複数のグループから発表されました。
ワークショップのとりまとめ
小山田の里山環境活用の拠点づくりに関するワークショップは、今回で終了となりました。来年度は、町田市で拠点施設の具体的な構想を検討していきます。今回のワークショップで、住民側から具体的な提案が複数提示されたことから、事務局では、その内容をとりまとめてレポートとして、市に提出することを最後に提案し、了承されました。
レポートがまとまりましたら本ホームページでもご紹介いたします。
ワークショップのプログラム、第1回から第4回のレポートはこちらからご覧いただけます。
・小山田の里山環境活用の拠点づくりに関する ワークショップ開催のお知らせ
・【実施報告】小山田の里山環境活用の拠点づくりに関する ワークショップ第1回
・【実施報告】小山田の里山環境活用の拠点づくりに関する ワークショップ第2回
・【実施報告】小山田の里山環境活用の拠点づくりに関する ワークショップ第3回
・【実施報告】小山田の里山環境活用の拠点づくりに関するワークショップ第4回
*サポートオフィスは、事務局として町田市経済観光部農業振興課里山担当とともに本ワークショップの運営を担当させていただいております。*