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実施報告performance

実施報告 2026年07月27日

【実施報告】まちだのコーディネーター研究会番外編これまでの学びをギュッと総まとめ!語ってつながる「振り返り交流会」を実施しました

2026年7月24日(金)、町田市民ホール第4会議室にて「まちだのコーディネーター研究会 番外編」を開催しました。

町田市地域活動サポートオフィスでは、昨年度より「町田のコーディネーター」の専門性の言語化や情報交換を目的に、研究会を重ねてきました。毎回2名のコーディネーターをゲストに迎え、共通の設問で本音を引き出す「トークセッション形式」のイベントです。

今回はその番外編として、これまでの研究会(計10名へのインタビュー)を分析した結果を発表。後半は、豊富なファシリテーション経験を持つ平田隆之さんを司会に迎え、ワールドカフェ形式で「コーディネーター」についての対話を深めました。


最新の実施報告レポート及び過去の実施報告レポートページへのリンク(ページ最下段に掲載)を下記ページに掲載しています。
https://machida-support.or.jp/report/performance/coordinator_vol5/


今回の番外編では、これまでの研究会を分析した結果の報告を行った後、ファシリテーターとして豊富な経験を持つ平田隆之さんを司会に迎えワールドカフェ形式で「コーディネーター」について深めていきました。


第1部 コーディネーター研究会分析結果報告

第1部の分析結果報告は、よりわかりやすく伝えるためにサポートオフィススタッフによるトーク形式で進めました。

<分析結果報告の概要>

分析では、これまでに実施した10名のコーディネーターの語りを質的(M-GTA)に分析し、これまで「経験や勘」とされてきた現場の知恵を可視化しました。

1. 地域コーディネーターの真の役割

分析により、コーディネーターは単に「人と人を引き合わせる存在」ではなく次の3つの役割を持つことがわかりました。

  • 安心できる関係を育てる(居場所・見守り)
  • 異なる主体を橋渡しする(分野・世代の超越)
  • 制度や専門機関へ接続する

つまり、地域の中にある「見えない糸を見つけて結び直し、関係資源を生成・維持・拡張する社会的媒介者」といえます。

2. コーディネーターの「12の実践知」

分析では、コーディネーターが現場で発揮している価値観やスキルを抽出・概念化し、12の実践知として整理しました。

  • 傾聴・感受性・現場感知(声にならない声や場の雰囲気を察知する)
  • 継続的プレゼンスと信頼蓄積(場に居続け、顔の見える関係を重ねる)
  • 資源探索・ネットワーキング(人・団体・場・機会を発見し接続する)
  • 戦略設計・段取り形成(目的を見立て、実行可能な段取りに変換する)
  • 翻訳・交渉・公正性の調整(異なる立場の論理を翻訳し落としどころを探る)
  • 主体性支援・エンパワーメント(相手のやりたいことや小さな成功を支える)
  • 動機づけ・参加拡大の場づくり(関わりたくなる場を設計する)
  • タイミング判断・リスク管理・境界設定(待つ、踏み込む、止める等を判断する)
  • 公共価値・裏方志向(自分が主役化せず、公共的価値や他者の達成を支える)
  • 内発的動機・本物志向・価値志向(自分の内側の価値基準や本物志向に基づいて動く)
  • 継続・波及・成長をみる成果観(実施数ではなく、関係の継続、活動の広がり、成長を評価する)
  • 学習志向・越境学習(他領域経験や理論補強を通じて実践を更新する)

3.  4つの階層で整理する「町田モデル」

実践知は、単純なタイプ分けではなく以下の4階層で捉えられます。

  1. SCプロフィール(最上層): ソーシャルキャピタル(Bonding:安心 / Bridging:橋渡し / Linking:制度接続)の観点から関係性の方向性を示す。
  2. 役割モデル: 「資源動員ブローカー型」「戦略的黒子型」など、10人それぞれの強みのモデル。
  3. 機能群: 信頼形成、資源接続、主体性支援などの働き。
  4. 価値観・スキル(最下層): 「声なき声を察知する」「待つ・見極める」など12の現場の知恵。

4. 今後の活用方法

3つの軸でアプローチすることが大事です。

  • 自己理解: 自分の強みや大切にしている価値観を振り返る
  • 相互理解: 違いを「合わない」ではなく「補い合える」強みと捉える
  • 育成・チームづくり: 互いの強みを組み合わせて地域を支えるチームを編む

第2部 ワールドカフェ

第2部は、ワールドカフェ形式で参加者の対話から「コーディネーター」について深めました。

ワールドカフェは、2ラウンド、2つの問いで対話をしました。

1ラウンド目「あなたがコーディネーターとしてのチカラを身につける上で、もっとも大事だったのはどんな学びでしたか?また、どんな機会でしたか?」

・多職種との関わりの中で学べた
・色々な人の経験を知っていることが大切
・福祉、ボランティアだけでない資源を知る
・理論と経験の両方が大切
・現場の住民の声を聞くこと
・自分の核心部分への気づき
・社会福祉士の学び

2ラウンド目「コーディネーターとして今後、さらにスキルアップして新たな課題やニーズに対応するために、どんな学びや機会があればいいと思いますか?」

・心を開く学びの場
・具体的な実務について共有できる場もあると良い
・異なる背景の人とのつながり
・地域を超えた情報を得られるところ分野


参加者アンケート

終了後の参加者アンケートからも学びの多い時間となったというご回答をいただきました。一部をご紹介します。

・コーディネーターを務めたことのない自分でも、話し合うことで自分の考えが整理され、とても充実した会でした。
・新たな出会いが新たな学びをつくっていけることがわかりました、そこには確かな提案が必要だと思います。
・自分が日頃から感じてきたことを、同じ価値観で受け止めていた方が、自分とは違った表現で言語化されているのも印象的でした。
・これまでのインタビュー結果から、実践知を言語化してくださったことに、感銘を受けました。特に「12の実践知」の分類群説明のところの「内容」については、行動指針的なことも透けて見えてくるので、具体的にどういう点に力を入れたり、学んでいったりすればよいか、とてもわかりやすく、参考になると感じました。


終了後は、軽食を囲んで交流会を開催しました。

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