【プラスONレポートVol.12】悠々学園「高齢者のための交通安全&特殊詐欺対策講座」
\\ ふだんの活動にプラスON // 実施レポートVol.12
本事業は、町田市市民生活安全課からの委託により町田市地域活動サポートオフィスが実施している「ふだんの活動にプラスON 交通安全・防犯協働事業」の 一環で開催されています。
日ごろの活動のなかで、「交通安全/防犯」について啓発する取り組みをプラスしていただくことで、より多くの方に関心を持っていただくことを目的としています。運営にあたっては、費用や企画のサポートをおこなっています。
町田地域で活動している「NPO法人コミュニティフレンド」がプラスON事業として、自団体が運営している、高齢者の学び舎悠々学園にて高齢者のための交通安全&特殊詐欺講座を開催しました。
2023年12月11日(月)、14日(木)と2回にわたり合計33名の方が参加しました。
講師はサポートオフィス山根が担当しました。
◆交通安全について
歩行者の事故の多くは「横断中」であり、交通事故の約6割は歩行者の過失がみられるため、交通事故は車だけが悪いものではない。
「歩行者の交通安全」のポイント
1.どんな時も歩行者優先ではない
(1)横断歩道付近では、遠回りでも横断歩道まで行って渡る
(2)斜め横断はしない
(3)車両の直前直後の横断はしない
(4) 車の死角に注意する
2.ルールを繰り返し守る
(1)赤信号は止まる。点滅したら渡らない
(2)信号を待つ際は、一歩下がって待つ
※ギリギリに立つと危険。(トラックの内輪差など巻き込まれる可能性も)
(3)歩道や路側帯のない道路を歩く際は「右端」を歩く
3.誰もがルールを守りやすいように行動する
(1)歩行者が「建物側」を歩くと、自転車も自然と「道路側」を通行するというルールを守りやすくなる
(2)歩行者が横断する際「アイコンタクト(合図)」することで、車も止ままりやすくなる
4.反射材を効果的に活用
反射材は、車や自転車のライトを同じ方向に向かって反射することで自分の存在に気付いてもらうことができます。つけていないときに比べて、約2倍手前で発見され事故防止に繋がります。夜だけでなく、夕暮れ時や曇天時雨天時にも効果的です。車のライトは下向きなので、靴や杖のしたなどにつけるとより効果的です。
◆特殊詐欺対策について
町田市では詐欺被害件数が昨年度よりも大幅に増え「緊急事態宣言」となっています。
警察庁が公開している詐欺の手口動画を視聴いただきました。具体的には、「キャッシュカード詐欺」「架空請求請求詐欺」「還付金詐欺」の3つについて、具体的な一連の手口と対策についてお伝えいしました。
1.キャッシュカード詐欺
カード会社や銀行からカードが不正利用されたとの電話があり、自宅へカードを取りに来る。
巧妙な手口で偽物のカードとすり替えられ、詐欺にあう。
→カード会社や銀行職員が直接訪問することはありません。
2.架空請求詐欺
携帯電話等へメールが届き、偽サイトの不正利用などをうたって利用料金の請求を求められる。
「今日中に払わないと民事訴訟となる」等と不安を煽り、電子マネー等で金銭をだまし取る。
→詐欺メールに記載されている電話番号にはかけず、ご自身で調べた連絡先に電話しましょう。
3.還付金詐欺
市役所等を語って電話をかけ、医療費等の還付金の受け取りを案内。
「〇〇色の封筒が届いているはず」「受け取り期限を過ぎたが特別処置として本日中なら受け取れる」等と焦らせる。
ATMを指定し、電話をかけるように指示。預金残高等も電話口で巧妙に聞き出し、知らないうちに詐欺グループへ送金してしまう。
→市役所から還付金が振り込まれる電話がかかってくることはありません。
→ATMでお金を受け取れることはありません。
特殊詐欺撃退のポイント
・固定電話が詐欺の入り口。固定電話に出ない!留守番電話を徹底する。
・「お金に関する電話は、一度切る」
・「元から知っている電話番号にかけ直して確認する」
参考▶ムービー | 警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ (npa.go.jp)
このように特殊詐欺の手口や対策などをお伝えさせていただくことに加えて、最も大切なことが日ごろ顔を合わせるお仲間がいる場です。不安なことや、少しでも変だなと感じることがあれば、すぐに話せる関係性をつくっていただけたらと思います。些細なことでもお互いに相談し合えることが予防につながりますので、是非これを機会に身近なみなさんとお話してみてください。