【実施報告】「まちだづくりカレッジ」2021年第3回開催レポート<7月29日@オンライン>
「まちだづくりカレッジ」は、団体がめざす地域や社会の姿を見据えた未来志向の「事業計画」を立てることをゴールとし、レクチャーに加え、グループワークやディスカッション、毎回の提出課題と発表などにより学びを深める参加型・対話型の連続セミナーです。第3回を7月29日に実施しました。講師は町田市地域活動サポートオフィス統括ディレクターの長浜洋二です。
今回のテーマは「お客様の喜びを考える」。
団体の「価値」、すなわち団体の「魅力」、団体が「選ばれる理由」を考えていく講座となりました。講師の長浜は、自団体の価値を上手にアピールすることで、「いい活動だね」「すてきですね」「頑張っていますね」のさらに先にある、数多くある団体の中から選ばれて関係性が構築されるような価値のある団体を目指すことができると言います。
今回は講座の中で行ったワークを2種類ご紹介いたします。
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ワーク1【提供価値の整理】
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価値を、製品・サービスの機能やスペックによってもたらされる利便性などの「機能的価値」、製品・サービスを利用することで得られるポジティブな感情などの「情緒的価値」、製品・サービスの利用や所有により実現される社会課題の解決や新しい価値の創造などの「社会的価値」に分類。団体ごとにブレイクアウトルームにわかれて自団体の事業で提供できそうな価値を整理しました。
講師の長浜からは、整理した価値をぜひホームページなどに掲載し発信していくといいこと、そして常に価値を磨き上げて他団体とは違う独自性を作り上げていくことが大切であるとアドバイスがありました。
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ワーク2【ポジショニング・マップの作成】
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ポジショニングとは他者との違いを相対的に比較しながら、独自性のあるポジションを見極めることです。ポジショニング・マップとはポジションを可視化した図のことを指します。マップを作成することで自団体の業界における立ち位置を見分け、価値を世の中に伝えていくための整理ができるようになります。
今回は参加者全員で有名カフェチェーン店4社を比較し、実際に図を作ってみました。
<参加者からのご感想>
・普段はなかなか忙しくてゆっくりと団体内で対話できていないが話し合いがもっと必要だと痛感した
・宿題は楽しい半分、苦しい半分。団体としては調査などにも今後挑戦していきたい。
全5回講座も3回目となり折り返し地点。参加団体同士でも質問しあったり、アイデアを共有したり、受講生の皆さんの中でも交流が生まれるようになってきました。今後もサポートオフィスは壁打ち役となり参加団体の皆さんのサポートに努めます。
まちだづくりカレッジには単発でもご参加いただけます。こちらより詳細をご覧ください。
*第1回のレポートはこちらからご覧ください。
*第2回のレポートはこちらからご覧ください。