【実施報告】団体の活動計画をつくる連続講座「まち“だ”づくりカレッジ」第1回目<10月18日>
「まち“だ”づくりカレッジ」は、団体の活動計画を立てることを目的とした連続講座です。10月18日(金)町田市役所会議室にて第1回目を開催。第1回目は、「三年後の未来を考える」をテーマに「目指す地域や社会の姿(ビジョン)と団体の使命(ミッション)」について考えることを目的としました。講師は、町田市地域活動サポートオフィス事業統括ディレクター長浜洋二が務めました。
スタートは、自己紹介。参加動機について共有しました。「団体だけでは抱えきれない課題が出てきている。どう整理して活動を継続していくかを学びたい」「今までの福祉の経営形態では難しくなる時代。今後どう活動を続けていくか考えたい」「マネタイズについて悩んでいる」などなど多様な思いが共有されました。
◆講座内容
講座は、はじめに「ビジョン・ミッションとは何か」、「良いビジョン・ミッションとは?」について具体的な事例を交えてお伝えしました。その後、参加者が団体のビジョン・ミッションについて5つの視点(図1参照)で振り返りその後全体で共有。振り返りの結果「時代の変化にあわせて見直しが必要」「外部に伝えることができていない」「抽象的すぎる」「ビジョンの実現のためには事業の見直しが必要」など様々な声が出ていました。
図1
次にビジョン・ミッションづくりの4ステップについて解説。ステップ1「団体の歴史を紐解く」、ステップ2「社会環境を整理する」、ステップ3「ステークホルダーを整理する」、ステップ4「ビジョン・ミッションを描く」。今回は、ステップ1~3については解説のみ行い、ステップ4「ビジョン・ミッションを描く」に取り組んでいただきました。文字通り「描く」を実践するワークを実施。毛糸、色紙、クレヨン、輪ゴムなど様々な材料を使い、手を動かしながらビジョンを描きました。全員無心に作品づくりに取り組み「思ってもいなかった絵ができた」といった声もあがるなど、言葉で表現するのとはまた違った心の奥にある想いが表現されていたように感じます。
◆最後に
今回は、4団体という少人数の開催だったので、お互いの想いや感想を共有する時間をたっぷりととりました。そのためか、参加者アンケートの結果は、ほぼ皆様100点と満足度の高い結果となりました。参加者の活動への情熱が共有されてサポートオフィススタッフも改めて活動への思いを強くする一日となりました。