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団体訪問visit

団体訪問 2021年11月01日

【訪問レポート】認定NPO法人エンディングセンター

井上理事長(真ん中)とスタッフの皆さんと共に。季節の花や木々に囲まれとても開放的で明るい空間に、今までの墓地の概念が吹き飛ばされました。

 

町田市真光寺町にある認定NPO法人エンディングセンターを訪問させていただきました。

エンディングセンターは、「生き方にこだわるからこそ、死に方にもこだわりたい」と、尊厳ある死と葬送の実現を目指し1990年に発足、その後法人格を取得し、2014年に認定NPO法人の認定を受けた団体です。

生活者の視点で企画・実現した「桜葬」(樹木葬)墓地を核とした交流や支援活動、葬送に関するサポート、講座・シンポジウム・研究会の開催等、精力的に活動をされています。最近は、LGBT等社会的マイノリティの終活への具体的な解決方法の助言や、町田市に会員が集える家「もう一つの我が家」での会員同士の交流の場も運営されています。現在町田真光寺町と大阪府高槻市に事務所を構え、全国で約3,700人の会員がいらっしゃるそうです。

碑に書かれている「あなたが生きたこと、桜は忘れない」という言葉が、心に温かく響きます。細やかな手入れがされている墓地には、お弁当をもってピクニックに来る会員の方もいらっしゃるそうで、素敵な東屋もありました。

 

核家族、結婚をしない人生を選んだ方等、家族を取り巻く形が多様化してきているのに、お墓を取り巻く環境はなかなか変わっていないという現実。お話しをしてくださった井上治代理事長の「だからこそ、私たちエンディングセンターでは、個と個がどうつながり、助け合うか、家族をも含めた他者との『ゆるやかな共同性』を模索し、実現していきたいんです」という言葉が胸に響きました。

エンディングセンターでは「けつえん」に対する漢字として「血縁」ではなく、人々がつながり合いながら縁を結んでいくという願いを込めて「結縁」という漢字を当てているそうです。ここにも、団体の想いや願いを感じます。

季節の花々や豊かな木々に囲まれた桜葬や樹木葬の地、そして専門的な知識と笑顔、思いやりにあふれるスタッフの皆さんと過ごした時間のおかげで、訪問させていただいた我々スタッフも、前向きにそして温かい気持ちで「人生のエンディング」について捉えることができました。エンディングを考えることは、今を一生懸命生きることにつながるー、そんな気持ちも芽生えました。

現在はオンラインを活用した講座の開催にも力を入れられているとのこと。「まちカフェ!」期間中にもオンラインイベントを開催されますので、興味のある方はぜひご参加ください。

 

「まちカフェ!」期間中に開催されるイベント

~詳細・お申込みはこちらからどうぞ~

●11月27日(土)13:30~15:00
「今日からはじめよう!“デジタル”終活術」
デジタル終活の必要性と、今日から一歩を踏み出すための具体的な方法を学びます。

 

●12月4日(土)13:30~15:00
「こうすればできる!LGBTQ&“おひとりさま”の終活」
既存の制度や法律を活用して、誰もが最後まで安心して生きていける方法を探ります。

 

 

<団体情報>
認定NPO法人エンディングセンター
(町田事務所)〒195-0051 東京都町田市真光寺町338-12
TEL 042-850-1212 FAX 042-850-1211
電話受付10:00~16:00 木曜日定休
https://www.endingcenter.com/

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