【実施報告】SDGsでお互いを知ろう!つながろう!
4月23日(金)、オンラインにて「SDGsでお互いを知ろう!つながろう!」を開催し、21名の方にご参加いただきました。
SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)その理念は、「誰ひとり取り残さない」。
最近目にすること耳にすることが多いと思いますが、自分の生活や自分が取り組んでいる活動に生かす視点を見つけ出すのは、なかなかのハードルですよね。
今回のイベントではそんなSDGsの基本の「き」を学ぶとともに、自分たちの活動とどう結びついているのか、SDGsを切り口に参加者同士がどうつながれるのか、講義とワークを通じて考えました。
◇講義「SDGsと17の目標」
前半はSDGsの基礎について講義を実施。講師は長浜洋二(町田市地域活動サポートオフィス 事業統括ディレクター)が担当しました。
17の目標を1つずつ確認するとともに、SDGsの前身であるMDGs(ミレニアム目標)との比較、日本政府の『SDGsアクションプラン2021』に掲げられている目標や、日本のSDGsに対する認知率等についてご紹介しました。
◇ワークショップ
後半は個人ワーク・グループワークを通して、これまでの活動を団体ごとに振り返りながらSDGsとの関連を自分ゴト・団体ゴトとして捉える時間を作りました。以下、個人ワークとグループワークの内容についてです。
<個人ワーク>
17の目標に対し、活動を振り返りながら●:主たる活動テーマ、◎:付随的な活動テーマ、○:今後強化したい活動テーマの3つに分類して自己評価を行いました。実際に使用したワークシートはこちらです。
<グループワーク>
グループに分かれたのち、団体紹介を兼ねてなぜ●◎○を選んだのかについてそれぞれ発表を行いました。
多くの項目に入力されている方にその理由を伺うと、活動内容のことだけではなく、スタッフの働く環境のこと、活動の中で使っている消耗品や活動から出るごみのこと、活動拠点のトイレのことなど多方面に視点をもたれて記入されたことをご説明してくださったのがとても印象的でした。
17の目標をベースに活動紹介をすることで活動内容が伝わりやすくなったようで、お互いの発表のあとには、
「●●さんと○○さんの活動はここが共通していますね」
「△△さんの活動は●番の目標にも当てはまっていると思います」
「●番なら自分たちも挑戦できそうだと思いました」
などそれぞれの活動に一歩踏み込んだ意見や新たな可能性を見出す視点など前向きな意見が多くがあがっていました。
◇参加者の方からいただいた感想
・自団体だけではなく他団体との協働意識があがりました。
・SDGsの項目すべてに取り組むのは大変だと思っていたが、よく考えるとどこかで繋がっていて、自然に取り組んでいることもあるんだろうなぁと思いました。
・「11/住み続けられるまちづくりを」「17/パートナーシップで目標を達成しよう」など、 直ぐにでも取り組めそうな気がしました!
・身近な物事に落とし込んで考えたことで自身の活動がSDGsの一環を担っている事を知りました。
・SDGsは私たちの身近なところに存在し、いつでも始められるという認識を改めて持てました。
・世界の視点と地域の視点を重ねて表現する方法はないか、町田市のSDGをつくり共通認識と目標を立てたら面白そう!
一見遠い存在で、自分ゴトとして捉えることが難しく感じるSDGsですが、整理して考え、お互いの意見を聞きながら自分の活動に引き寄せることで、グッと身近に感じられるようになったのではないかと思います。
町田市地域活動サポートオフィスでは、今後も市民活動をされているみなさんの一助となるべく講座やセミナーを企画してまいります。
決定し次第、ホームページ等でご案内いたしますので、どうぞご期待ください。