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レポート 2020年09月14日

【実施報告】チャリティーセミナー 「町田のリアルから未来を描く」

9月12日(土)、オンラインにてチャリティーセミナー 「町田のリアルから未来を描く」を開催し、20名上の方にご参加いただきました。本セミナーは、現在、町田市社会福祉協議会とサポートオフィスが共催で実施しいてるクラウドファンディング「みんなでコロナを乗り越えるぞ基金@町田」の一環で実施したものです。

クラウドファンディングでは、資金を集めることとあわせて、町田の課題やその解決に向けて活動をしている市民団体を多くの方に知っていただくことも目的としています。

本セミナーでは、行政、社会福祉協議会、市民活動家、それぞれの立場から今の町田の課題とそれに対する取り組みについてお話いただきました。

 

1 はじめに「数字で知る・仕組みで知る」 町田市地域活動サポートオフィス喜田

町田市の課題の全体像として、人口の推移をはじめとする各種行政資料のデータをご紹介。その後、サポートオフィスが実施した町田市の市民活動実態調査、新型コロナウイルス感染拡大に伴うNPO向け緊急アンケートの結果をもとに町田市内の市民活動の現状について報告。その後に「寄付ってなあに」をテーマに寄付の果たす役割と日本の寄付の実態について簡単にご説明いたしました。

公的な福祉の役割は大きいですが、一方でまだ気づかれていない社会課題に着目したり、当事者自身が解決の担い手となるなど、市民活動にしか果たせない役割があり、そのことが社会の隙間をアメーバのように埋めていくのではないかということをお話させていただきました。

また、活動はできないけど何らかの形で参加したいその思いを実現する手段として寄付という選択肢もあるということをあわせてお伝えしました。


2 行政×社会福祉協議会×市民活動のトークセッション

トークセッションでは、町田市子ども家庭支援センター金成氏、町田市社会福祉協議会和田正成氏、町田夜回りの会「りぼん」田中のり子氏にお話しいただきました。

<町田市子ども家庭支援センター 金成氏>
金成氏からは、はじめに町田市が2017年に実施した「町田市子育て支援ネットワーク連絡会レポート」の結果について共有していただきました。アンケート調査は、子育て世帯を対象に実施したもので、回答した保護者の3割程度が子育てについて困難を抱えているという結果が出ています。子どもを対象とした食についてのアンケートでは、わずかですが、夜ごはんを食べていないという回答も。
調査結果の共有の後は、町田市の取り組みとして「子ども食堂」への支援、ふるさと納税を財源として実施されている「おうちでごはん」事業についてご紹介いただきました。いずれもボランティア、寄付といった市民の参加により実施されている事業です。行政と市民がどう力を出し合うか具体的な事業を通じて共有していただきました。

<町田市社会福祉協議会和田氏>
和田氏からは、全国の社会福祉協議会が窓口となって実施されている「福祉貸付制度」新型コロナウイルス特例貸付制度の状況についてお話いただきました。
町田市社会福祉協議会の場合、8月末時点で約2400件の貸付があったそうです。特例貸付がスタートしてすぐは、日本人で制度や情報を自ら入手できる方が、その後日本人で情報入手に比較的困難を抱える方が増え、その後日本語を話せる外国人、最近では日本語を話せない外国人からの相談も増えてきているとのことです。また、ぎりぎりまで頑張ってきた方が、いよいよ生活資金に困って窓口に来るというケースも少ないようです。社会状況の変化がダイレクトに生活に影響する人が少なくないこと、情報格差が支援の格差となってしまう実態について課題を共有していただきました。
最後に社会課題が増大し、複雑化している中で、どうすれば必要な人に支援が届けられるかについて、「各組織や人がそれぞれに少しずつ枠を広げることで支援が拡大し、隙間を埋めることができるのではないか」(下図)と問題提起がありました。

<町田夜回りの会「りぼん」田中氏>
田中氏は、かつて都心部のホームレス支援のNPOで支援員をされていたそうです。今年に入ってその時のつながりから、町田市からの相談について紹介されたことが重なり、町田でも何か支援をはじめたほうがよいのではないかと、7月から月2回の夜回りと相談支援を始めています。
支援した具体的なケースをいくつかご紹介いただきました。国選弁護士から連絡があったケースは、警察で相談できる人を聞かれた方が、友人の名前と夜回りの時にであった田中さんの名前を出したそうです。その他にも空腹が我慢できず食べ物を盗んでしまった方など、コロナ以降生活困窮とそれに伴う困難について具体的な一人ひとりの事例をご紹介いただきました。私たちが日常生活では気づかない困難が地域にあふれていることに気づかされるお話でした。
最後に今後田中さんが必要な際にはネット等で声をあげていくのでそれぞれができることで参加していただければと声がけがありました。

3 会場との質疑
3名のお話のあとは、会場からの質問やコメントタイム。チャットにもたくさんのコメントをいただきました。
・制度外の支援することが増えていると感じています。行政や社協との連携の際のポイントは?
・税金と寄付について。
・対症療法ではない根本解決を考える場が必要。
・社会の閉塞感が、家庭内に直結している。
・官民の間で融合や協業を進めていく潤滑油としての政治の役割も求められているのではないか。
といったコメントがあがっていました。

困難に対して多様なアプローチの支援が必要であると同時に、そうした活動や事業を支える寄付等のしくみも多様性があり選択できることが重要ではないかと改めて感じました。

また、行政の連携や協働の取り組みは、ハードルもありますが、組織を構成するのは一人ひとりの人です。対話や情報共有を通じて、和田氏が言っていたように互いが枠を少し広げることで実現していくことがあるのではないかと感じました。

3名の方の話題提供とともに参加者からのコメントも答えのすぐに出せない大きな問いばかりでした。答えを急ぐのではなく問い続けながらも前に進めていければと思います。

クラウドファンディングは、残り3日となります。これまでの支援の輪がさらに広げていきたいと思います。また、支援の輪をとぎらせないように現場で活用していただく市民活動団体の方の助成金への応募もお待ちしております!

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