【実施報告】独立行政法人福祉医療機構(WAM)が実施する令和3年度WAM助成 応募説明会を実施しました
【WAM助成とは】
WAM助成は、民間の創意工夫ある活動や地域に密着したきめ細かな活動等に対し助成を行い、高齢者・障害者等が自立した生活を送れるよう、また、子どもたちが健やかに安心して成長できるよう必要な支援を行うことを目的とした助成事業です。
昨年度は全国で136件、総額約6億円の助成が行われています。特に制度のはざまにある福祉的課題を連携や協働によって解決しようとする取り組みを対象としています。
令和3年度WAM助成 応募説明会(主催:町田市地域活動サポートオフィス)
例年はWAM主催で説明会をリアルの場で行っているのですが、今年はコロナ禍で開催が中止になりました。そのことをうけ、個別にWAM助成の担当の方が説明を行ってくれると連絡があり、町田市地域活動サポートオフィスにて、近隣エリアにお住いの方を対象とした説明会を実施させていただきました。町田市内外から18名の方にご参加頂きました。
はじめにサポートオフィス喜田亮子より「助成金とは?」というテーマでお話させていただき、その後WAM助成の担当者である渡真利紘一氏より、WAM助成の募集要領や昨年の事例についてお話いただきました。
その後は参加者の皆さんからの質疑応答タイム。渡真利氏に一つ一つ丁寧に答えていただきました。最後は、ブレイクアウトルームを使い、団体ごとに渡真利氏との個別相談会を実施。個別相談は、10分間でしたが、事前に相談内容をご準備いただいていた方も多く有意義な時間となったようです。また、個別相談の時間を待つ間の「待合室」では、団体同士で課題を共有していただき、互いの学び合いを深めていただきました。
【助成金とは? 町田市地域活動サポートオフィス 喜田亮子】
助成金の申請に向けて団体内で議論をすること、申請書を作成することは、団体や事業のゴールを再確認できるなど「お金だけではないメリット」も数多くあり、助成の可否にかかわらず団体にとって成長の機会になることなどをお話しました。
【WAM助成について 独立行政法人福祉医療機構 渡真利紘一氏】
WAM助成の目的、応募の要件、審査項目やコロナ対応についてなど資料を用いながらご説明いただきました。審査項目の中では、特に自立継続性、将来発展性が重視されています。また、本年度については、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により拡大した課題・ニーズに対応する事業も重視しているとのことでした。
【全体での質疑応答をいくつかご紹介】
Q 町田市と相模原市は生活圏が一体的だが、都道府県をまたぐという扱いになりますか?
A 活動拠点が県をまたぐ場合は、「広域的ネットワーク活動支援事業」の対象と捉えることになります。
Q 子ども食堂の店舗の改修費用に使いたいのですが、やはり助成対象外でしょうか?
A よく聞かれますが対象外になってしまいます。ただ消耗品・備品類を購入して、参加者とともにDIYするという形で改修の過程も活動として実施することで助成対象になったという事例は以前にありました。
Q コロナ禍で予定していた活動ができなかった場合、助成金は返還になりますか?
A 活動の準備期間も助成対象となるので、準備にかかった費用は申請することができます。また活動の目的に合致していればオンラインに切り替えるなど実施内容を変更することも可能です。
Q 申請書の記入方法で悩んだ場合は相談に乗っていただけるのでしょうか?
A まずは申請書に書く内容を団体内、そしてできれば連携先とも話し合えると良いです。不明な点があればお電話・HPのお問い合わせフォームにて相談を受け付けているので気軽にご連絡ください。
また、WAM助成では、「事業評価報告書」を発行し、ホームページに掲載しています。この報告書には、過去の助成事業の事例が紹介されており、各事業の概要だけでなく成果や評価者のコメントが掲載されています。成果の表し方や評価ポイントなど参考になると内容です。ぜひご覧ください。
【参加された方からの声】
● 疑問点が整理されたので、申請書の記入に集中できそうです
● 申請書を出すか迷っていたけど、相談したらまだ私の団体は申請には早いと感じた。次年度のWAM助成に出せるよう準備をしていきたい。
● ローカルな話題がたくさん出て、質問がしやすい雰囲気だったので、たくさん質問をすることができた。要項を読むだけでは読み取れなかった設問の意図が分かってきた。
▼WAM助成の詳細・お問合せ先については下記ページでご確認ください
https://www.wam.go.jp/hp/r3_wamjyosei/