ページトップ

実施報告performance

実施報告 2021年11月25日

【実施報告】<まちだづくりサロン>わたしたちのことばで語り合うSDGs~SDGsを草の根から考える~VOL.3を開催しました

11月17日(水)、オンラインで「<まちだづくりサロン>わたしたちのことばで語り合うSDGs~SDGsを草の根から考える~VOL.3」を開催し、Zoom参加、Facebook Live配信からの参加を合わせて15名の方にお越しいただきました。
(アーカイブはこちらからご覧いただけます▶https://fb.watch/9lOzVV6UUk/

「誰ひとり取り残さない」という理念を掲げているSDGs。第1回、2回に引き続きサポートオフィスではSDGsを団体の活動に取り入れている方を囲み、一緒に考えたり、意見交換や仲間づくりができる場を作りました。

今回のゲストは双方形/まちだ自然エネルギー協議会の寺崎琢夫さん。電気使用量1か月1kWh (25円!?)、夏のガス使用量ゼロ!?の「エネルギーをほとんど使わない超省エネ生活の話」と寺崎さんのご経験から「小さなアクションが世の中をひっくり返してしまうことがあるってお話」の2つを中心にお話いただきました。

モデレーターは第1回から同じく桜美林大学在学時に「SDGsをナナメに捉えてアップデートする」学生団体、オトロ・カミーノを設立した経験もある、高橋豪哉さんです。

寺崎さんの「小さなアクション」というのは皆さんご存知、クールビズの取り組みのこと。15年ほど前まで、男性のビジネスマンは真夏でもネクタイとスーツを着用して仕事するのがあたりまえでした。そのためオフィスは冷房がガンガン。ノーネクタイ・軽装で冷房を控えめにし、省エネしようという試みは皆無ではなかったのですが、だれでも無料で簡単に入手できる省エネ・バッジがダウンロードできるサイトは当時存在しませんでした。

そこで、ないなら作ってしまえと2003年夏に「ノーネクタイ・軽装で夏の省エネ!」というサイトを作って公開。その後、横浜市が同様の取り組みをスタート。横浜市にメールをしたところ「参考にさせていただきました」と返信があったそうです。その後、小池百合子環境大臣(当時)「クールビズ」として広め、いまや当たり前の取り組みとなっています。

何事も楽しみながらやってみよう!と笑顔で話す寺崎さん。
以下では、ゲストとモデレーターのトークセッションを一部ご紹介します。


Q1.想いがないとなかなか寺崎さんほどのアクションには移せないと思いますが、寺崎さんの熱量や関心を持つようになった原点を教えてください。

A1.「もったいない」という気持ちが一番です。誰もいない部屋に電気がついているのが嫌なんです。電気を消すというのは僕にとっては敷居の低いこと。昔から海や山のスポーツや、動物も好きだった。環境破壊や絶滅のニュースを見ると心が痛むんですよね。

 

Q2.アクションの原点は、寺崎さん自身が感じた違和感、日常生活の中の問いから来ている気がするのですが、そういうアンテナはもともとあったのでしょうか?

A2.僕はサッカーを見るのがすごく好きなんですよ。サッカーの本場であるヨーロッパの生中継をよく見ていたんですね。シーズンの8月の試合を見ていると、日本は猛暑だけど、向こうはみんな長袖を着ているんですよ。気候が違うから、夏なのに長袖を着られるというのはもともと知っていたわけです。

その知識があった上で、2003年に電力危機がありました。その時に「電力が足りないのに日本ではネクタイをしてスーツを着るのはおかしい」のと「ヨーロッパと日本では、夏であっても気候が違う」というのが繋がったんです。

いろいろ調べていくと、ネクタイとスーツはイギリスが発祥の地ということが分かった。そしてイギリスは夏でも日本のように高温多湿ではないので、心地よくスーツを着ることができる。でも日本は暑い中無理やりスーツを着ている。「これはおかしい!」ということに気が付いたんです。

 

Q3.SDGsでは個人のアクションが重要。それ以上に大事なのが、日常で感じた違和感・日常生活の中の問いを自分の中で留めておき、発信して、共感してくれた人を巻き込みながらアクションをしていくことだと思っています。寺崎さんの考えをお聞かせください。

A3.クールビズの取り組みで、自分のできること(サイトの作成)を発信したのは「みんなに共感してほしい」という想いがあったからなのかなぁと思います。まちだ自然エネルギー協議会の冊子を読んでくれている人もいると思う。もしかしたら、冊子の事例を参考にして、実践してくれている人がいるかもしれないなと思っています。今後どこかでブレイクする可能性もあるかなと思っています。


<まちだづくりサロン>わたしたちのことばで語り合うSDGsシリーズでは、ゲストとモデレーターの皆さんに、イベント最後に今回のトークセッションを受けて、「明日からのSDGs」というテーマで一言いただいています。以下は、2人が発表した「明日からのSDGs」です。

寺崎さん 「やらなきゃいけない、やった方がいいことでできていないアクション…100回に1回だけやってみる」 

高橋さん 「優しく! 学ぶ、問う、動く

イベント終了後に撮影。左がゲストの寺崎さん、右がモデレーターの髙橋さん。


次回のまちだづくりサロン開催が決定したらホームページ、SNS等でお知らせいたします。

*第1回レポートはこちら

*第2回レポートはこちら

お問い合わせ

CONTACT

ご質問やご相談を承ります。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

メールマガジン登録

MAIL MAGAZINE

町田市の最新情報・イベント情報をお届けします。

    「まちだ」づくり応援基金

    DONATION

    「まちだ」づくり応援基金では
    ご支援をお願いしています