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実施報告performance

実施報告 2021年09月10日

【実施報告】<まちだづくりサロン>わたしたちのことばで語り合うSDGs~SDGsを草の根から考える~VOL.1を開催しました

8月23日(月)、オンラインで「<まちだづくりサロン>わたしたちのことばで語り合うSDGs~SDGsを草の根から考える~」を開催し、23名の方にご参加いただきました。当日はFacebook Liveからも配信を行いました。
(アーカイブはこちらからご覧いただけます▶https://fb.watch/7SKPwBbIU2/

「誰ひとり取り残さない」という理念を掲げているSDGs。

サポートオフィスは、声をあげにくく、気づかれにくい困りごとに目を向けて、寄り添い、支援を届け、ともに行動している地域の草の根の市民活動がSDGs実践の最前線だと考えています。そこで、SDGsを団体の活動に取り入れている方を囲み、一緒に考えたり、意見交換や仲間づくりができる場を作りました。

第1回のゲストは町田・ワーカーズまちの縁がわ小山田桜台(ほっとスペースさくらさくら)木野直美さん、大谷和子さんのお2人。ほっとスペースさくらさくらは、町田市小山田桜台の団地の空き店舗を活用して開設した地域の多世代が集う居場所。手作りのお惣菜やパンの販売の他に、近隣の作家さんの手作り小物の販売、子ども食堂「さくらんぼう」などが行われています。
モデレーターは桜美林大学在学時に「SDGsをナナメに捉えてアップデートする」学生団体、オトロ・カミーノを設立した経験もある、高橋豪哉さんです

本イベントは、ゲストとモデレーターのトークセッション形式で進んでいきました。以下、実際に行われたお話を一部ご紹介します。

写真左側が大谷さん、右側が木野さん。お二人の背景にあるボックスの中には、近隣の作家さんの手作り小物が所せましと並んでいます。


Q1.エネルギッシュなお2人の活動やチャレンジを支えるのはどんな想いでしょうか?

大谷さん:自身の仕事や子育ての経験から、「地域の中で支え合いたい」というのが源泉にあります。大げさなことではなく自分のできることでやりたいという気持ちがベースにあるんですよね。

木野さん:今までも市民活動をたくさんやってきており、人と交わりながら何かを作り上げいくというのが好きなんです。小山田桜台の課題を知り、お互いを認めあう仲間がいるなら、これは一緒にやるしかないなと思い今に至っています。

 

Q2.団体のビジョンはメンバー間でどう共有しているでしょうか?

木野さん:団体代表の石毛さんは現在84歳。現役ではバリバリ仕事をしていた一方で、高齢となった今、心細さを感じていると聞いていました。自分のためでもあり、地域のためにもなる活動を何かできないかと。そういう想いがメンバーの中で繰り返し話し合い、共有されています。

Q3.SDGsを自分ゴトにすることについてお2人はどう考えていますか?

大谷さん:つい先日、小学生の男の子が「SDGs知っているよ」と言っていたんです。まず学校で習うことは大事ですよね。その後に、「ゴミをなるべく減らしたいな~」など、お母さんなどおうちの方が普段の会話の中でSDGsを日常生活とつなげてあげられるといいですね

木野さん:別に特別なことではなく、自分たちの身の回りにあることだと思うんです。生活をしているといろんなことにぶつかり、疑問も生まれる。そのときにそこで思考停止にしないで行動に移す・ちょこっとやってみることが大切。言葉にすると簡単ですが、実はでもそこが難しいところでもありますよね。

モデレーターをつとめてくださった高橋豪哉さん。ご自身の活動の経験も交えながら、SDGsと市民活動の関係性について、深く掘り下げてくださいました。

 

<サポートオフィスインターン生 渡邊さんの感想>
さまざまな想いを行動に移して事業を展開させ、地域交流を深めているさくらさくらの取り組みはとても素晴らしいと感じました。現状維持をはかるのではなく、常に事業の発展について考えられており、さくらさくらの事業はこれからも関わる全ての人たちや環境の持続可能性に繋がって行くのだろうと思います。

お二人のバイタリティやまわりを巻き込む行動力には何度も感銘を受けました。浮き彫りになっている問題を「自分ごと」として捉える姿勢を持ち、何ができるか考え発信していくことは決して特別なことではなく、私たちの実践にも繋げることのできる非常に重要なヒントとなると考えました。

SDGsを草の根から考えることができたいま、「私にできることは何だろう?」ということから少しずつ行動に移していきたいです。

<渡邊さんからの質問>
Q.SDGsの認知が高まるにつれて「SDGsの波に乗る“だけ”」の団体や企業が増えたように感じるが、掲げるだけでなく、それを武器にして持続可能な事業を行うにはどのようにすれば良いでしょうか?

大谷さん:(持続可能性を意識していても)さくらさくらでもお惣菜の容器が使い捨てだったり、事業において残る課題は存在しています。その解決には、多くの団体のネットワークの構築が必要です。こうした大きな課題の解決には、SDGsを武器にしていくことができるのではないだろうかと考えているところです。

 


<まちだづくりサロン>わたしたちのことばで語り合うSDGsシリーズでは、ゲストとモデレーターの皆さんに、イベント最後に今回のトークセッションを受けて、「明日からのSDGs」というテーマで一言いただいています。以下は、3人が発表した「明日からのSDGs」です。

大谷さん 「日常の生活から1人の1歩を

木野さん 「あなたの身の回りにあります 特別なことではありません

高橋さん 「損得なしの自分発

 


次回の<まちだづくりサロン>わたしたちのことばで語り合うSDGsは9月29日(水)18:30~20:00に開催します。
ゲストは清原理さん、寺崎琢夫さん(双方形/まちだ自然エネルギー協議会)です。環境やエネルギーのことだけでなく、スピーカーのお2人の暮らしのこと、考えなどお聞きできる機会となると思います。

次回もZoomを使用したオンライン開催を行うと同時にFacebook Live配信を予定していますので、耳だけ参加も大歓迎です!

次回の開催詳細・参加お申込みは、こちらからどうぞ!

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