【実施報告】ブースの魅せ方講座
2023年9月26日(火)TENT成瀬にて10名の方にご参加いただき「ブースの魅せ方講座」を開催しました。当日は、うえだひろみさん(イベントスタイリスト・町田市在住)にレクチャーと参加者への個別アドバイスをしていただきました。
最初にこれまでに300件以上のイベントに参加したことのある、イベント大好きなうえださんから、イベント出展とは?イベント出店に必要な三種の神器は?といったイベント出展の基本についてレクチャーしていただきました。
その中で、イベントは何より運営者の「想い」(動機や何を解決したいか)が一番大切であるという言葉が印象的でした。ご自身の具体的な経験として、ご自身がプロデュースしている出身地奈良県の過疎地の茶葉を販売した際に「生産地のことをきちんと伝えられた日は良かったと思えるし、売り上げは多くても生産地のことをあまり伝えられなかった時は残念な気持ちになる」というお話がありました。
レクチャーの後は、参加者の困りごとに対する個別アドバイスが行われました。下記いくつかのアドバイスをご紹介します。
<ご相談> 中学生がレモネードを販売し、売り上げを小児がんの支援団体に寄付します。「レモネード」「小児がん支援団体への寄付」「中学生が販売している」どれをアピールすると良いのでしょうか?
<アドバイス> ご自身が一番大切にしていることはなんですか?「小児がんへ支援団体への寄付」が一番大切なら、出展ブースを半分ずつレイアウトして、小児がん支援団体を紹介するコーナーをしっかりと作りましょう。レモネードの注文が入ったらレモネードを作っている間に紹介コーナーで小児がん支援についての説明をするのがおすすめです。レモネードをゆっくり作ってお話する時間をしっかりととるといった工夫も良いかもしれません。
<ご相談> イベントでお弁当を販売予定です。丸いお弁当箱と四角いお弁当箱どちらにするか悩んでいます。
<アドバイス> 可能であれば丸と四角両方で販売してみてください。どっちがお客様の反応が良かった、どっちが詰めやすかったなどやってみると気づくことがたくさんありますよ。
<ご相談> キッチンカー出展時に工夫したほうがよいことはありますか?
<アドバイス> キッチンカーの場合は、遠目でみて「何を販売しているか」が一目でわかることが大事だと思います。一番の売りになる商品の看板などを大きく掲示しましょう。
<ご相談> 2週間後に大学生主体のイベントを開催します。予算も限られており、運営も複数の大学の学生が集まって開催するのでなかなかイベントとしての演出が難しいです。
<アドバイス> まずは学生さんたちが楽しんでいる様子が伝わることが一番です。ブースで楽しそうに何かをしていたら自然と周りの人が立ち寄ります。例えば学生全員でおそろいのものを身に着ける、いつもできない格好をするためにみんなで準備するなど、本人たちがイベントを楽しめることが大事です。地域活動をしている学生のみなさんなのでまじめな方が多いと思いますが「イベントだからお祭り感を出して 楽しもう!」とぜひ伝えてください。
以下参加者の感想です。
・非常に有意義でとても良い学びになりました。先ずは何より、核となる想いが大事なのだなと。それはブース作りに限らず、普段のサロン活動にも共通しているなと思いました。
・ イベントはリサーチの場という考え方やブース作りのポイントなど、事例写真やシンプルな資料が良かったです。事前に送っていた写真と相談ごとに、ヒントとなるイメージ画像もご提案頂き、有り難かったです。他の方々へのアドバイスも参考になりました。