「まちだづくりカレッジ」2022年第1回開催レポート<5月24日>
メンバーや関係者で活動の「今」と「未来」をじっくりと話し合っていく伴走型セミナー「まちだづくりカレッジ」(全5回)が5月24日、開講しました。
今年度は「ゼミ方式」で新しいタイプの講座を実施。これまでの「まちだづくりカレッジ」の内容を基本とした「ベーシック」と、カレッジ卒業生に限定した「アドバンス」の2種類を行っています。
「ベーシック」には、教育、フリースクール、冒険遊び場、多汗症などをテーマとした4団体が参加。「アドバンス」には2019年度まちだづくりカレッジを受講した一般社団法人つるかわ子どもこもんず(受講当時はつるかわ無料塾 結い)と、2020年度受講したNPO法人コレクティブハウジング社の2団体が参加しております。
当日は町田市生涯学習センターで開催し、15名の方にご参加いただきました。
以下、講座の内容を一部ご紹介します。
第1回はベーシック、アドバンス参加者ともに一堂に会し、「講義を聞く⇔『組織基盤セルフチェックシート』を各自記入」を繰り返しながら学ぶという形で実施しました。
組織基盤セルフチェックシートとは、組織運営に必要な要素を確認し、自団体を見直し現状を把握していくためのツール。「実態把握」、「戦略立案」、「実行」の大きく3つのステージがあり、その中に「取り組む社会課題がヌケモレなく構造化されている」「自団体のビジョン/ミッション/バリューが描けている」などのチェック内容が50項目あります。それらを5段階で点数をつけ、グラフ化していきました。
先に団体のメンバーそれぞれが個人作業でチェックし、その後メンバー同士で結果を照らし合わせました。講師の長浜は、点数の高い/低いの差よりも、メンバー同士認識に差があるのはどこか、自団体の重点項目はどこか等のポイントを確認することが大切だと言います。
講義中は大きくうなずきながら話を聞いていらっしゃる方も多く、対面開催ならではの熱量を感じることができました。
参加者の皆さんからは、以下のようなご感想をいただきました。
・組織基盤の分析シートを制作することで、自団体に足りない要素が明らかになりました。またそのことをメンバーと共有できたことがとても有意義でした!
・自分たちの活動はとても狭い範囲のターゲットに向けたものである意味「孤独」であると思っていましたが、他団体の方との話合いを通して一緒に事業を進める<協働>のイメージがつかめ、活動へのモチベーションが更に高まりました。
今後は「ベーシック」の受講団体はサポートオフィスのスタッフとともに毎回の宿題と対話を重ねながら事業計画を作成していきます。「アドバンス」の団体は講師の長浜による個別コンサルテーションにより、団体それぞれに取り組みたい団体の課題について深めていく予定です。
今後の様子もレポートしていきますので、ぜひ引き続きご覧いただけると嬉しいです。サポートオフィススタッフも皆さんと共に第5回の最終回を、「やりきった!」という笑顔で迎えられるよう、努めてまいります。