【実施報告】団体の事業計画をつくる伴走型連続講座「まち“だ”づくりカレッジ」第3回<8月27日>
「まち“だ”づくりカレッジ」は、団体がめざす地域や社会の姿を見据えた未来志向の「事業計画」を立てることをゴールとし、レクチャーに加え、グループワークやディスカッション、毎回の提出課題と発表などにより学びを深める参加型・対話型の連続セミナーです。講師は、当法人事業統括ディレクター長浜洋二が務めています。5団体の参加をもって6月25日にオンラインにて開講し、今回は第3回を開催。
まずは前回の講義で出されていた課題「団体のステークホルダーマップとペルソナを作る」を発表し、フィードバックをし合いました。
発表後は講師が示した課題のチェックポイントを元にまずは自分でチェックをし、その後ペアを組んだ団体からフィードバックをもらうというスタイルで振り返りを行いました。
その後は、本日の講義のメインテーマである「事業の計画や成果目標の立て方」について学びました。その中で講師が「NPOは自ら定義する」というドラッカーの有名な言葉を引用し、「NPOは自由な組織。だからこそ、自ら区切り・節目といった仕組み作りをする必要がある」と解説。
そのためには、社会を変える事業計画を描くこと、そしてその計画の成果を”見える化”できる成果目標を立てることが重要であると述べ、様々な事例を用いながら、その後のワークショップにつながる「社会を変える事業計画の作り方」や「結果と成果の意味の違い」「個人や地域・社会にどんな価値を提供できているかを示す指標である“成果”の検証方法」などについて学びました。
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今回取り組んだワーク
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講義後はいよいよワークショップです。今回は1団体にサポートオフィスのスタッフ1人が壁打ち役として付き、「社会を変える事業計画」とその計画の「指標管理シート」を作成しました。
1時間半にも及んだワークでは、ここまで創り上げてきた「ビジョン、ミッション、事業、バリュー・ターゲット・ステークホルダー」なども随時振り返りながら計画や指標を作成。第3回目の講義でやっとそれらが一本の糸のように繋がっていることを体感した時間となりました。
「実際に計画を立てるのは難しく、頭の中から煙が出そう!もっと冷静に考えなきゃ」
「指標は、単なる数値の羅列ではなく、社会と自分たちの事業をつなげる架け橋なのだと感じた」
「事業の着地点が具体的に見えた。自分たちの取り組みは、地域にとって素敵なアクションなんだ、と客観的にわかり自信につながった」
という感想が受講生のみなさんからあがりました。
次回のテーマは、「広報・情報発信とファンドレイジング計画を考える」。事業を継続させるために必要な資金獲得方法について学びを深めます。
単発講義だけの参加も受け付けています。詳細はこちらをご確認ください。
また、2020年度2期生の募集も開始します。カレッジを通じて、地域や社会を変革する事業計画を一緒に作りましょう。
ご興味のある方は、こちらより詳細をご覧ください。