【実施報告】昭和薬科大学地域連携センター主催「おくすり・子育て相談カフェ」の開催をサポートしました
11月11日(木)10:00~11:30にオンラインにて「おくすり・子育て相談カフェ」が開催されました。
これまで昭和薬科大学のキャンパスでカフェ活動を行い、子育て親子に仲間づくりや相談の時間を提供してきた「おくすり相談カフェ」。今年は、昭和薬科大学地域連携センター(センター長吉永真理教授・臨床心理士)と町田地域子育て相談センターの共催で「おくすり・子育て相談カフェ」としてバージョンアップして開催されました。昨年に引き続きオンラインで実施することになり、広報や参加者の募集などサポートオフィスが開催協力をさせていただきました。
当日は、生後3ヵ月のお子さんを育てるママをはじめ、6人のお母さんと4人のお子さんが一緒に参加してくださいました。登壇いただいた4名の薬剤師さんは、小児薬物療法認定薬剤師の有資格者やお子さんをお持ちの方もおり具体的なアドバイスをしてくださいました。また、町田地域子育て相談センターの職員さん2名も加わったのでお薬のことだけではなく子育てについての専門的なお話や経験談も相談することができました。
ママたち、薬剤師さん、センターの職員さんそれぞれ自己紹介を終えたあとはZoomのブレイクアウトルーム機能を使い、2部屋に分かれて普段から気になっているお薬のこと、子育てのことを質問する時間を取りました。以下当日の質問とアドバイスを一部紹介します。
【薬剤師さん、子育て相談センターの職員さん、昭和薬科大学吉永真理教授からのアドバイス(一部抜粋)】
●コロナでマスクをしていると子どもの発語が遅れるという話しがあるので心配しています。
家の中でマスクを外して話しかけているなら大丈夫!最初の赤ちゃんは特になんて話しかけたらいいか分からないですよね。なんでもいいから話しかけてみるといいし、アイコンタクトを取るだけでもばっちりです。
●薬を飲まなくても良い体づくりについて教えてください。
外に出てお日様にあたることが大事。お日様にあたることで赤ちゃんにとって心地よい疲れになり、生活リズムが出来てきます。たくさん動いて筋肉を付けると丈夫な体になります。アルコール消毒もですが、手洗いうがいが感染予防の基本。早めにできるようになるといいですね。
●日焼け対策は必要ですか?
普段の外出なら問題ないですが、長時間の水遊びの時などは、日焼け対策も必要。特にお肌が赤くなるタイプのお子さんは長袖を着せるなど工夫すると良いです。日焼け止めの成分を気にする方も多いですが、日焼け止めの成分は、経皮吸収されないという研究結果が出ています。
●薬のことはお医者様に相談しても大丈夫ですか?
「薬をあんまり飲ませたくないな」「漢方など違う薬に変えてほしいな」などお母さんの考えはお医者様、薬剤師にどんどん伝えていいですよ!最近は、抗生物質などは本当に必要だと医師が判断した時にしか処方されない場合が多いです。
薬剤師さんからは、医師や薬剤師に相談や質問するのは勇気がいるかもしれないけれど、「子どものことを何よりも一番わかっているのはお母さん!どんなことでも聞いていいし、言ってみていいんですよ」というアドバイスもありました。地域で何でも相談できる先生や薬剤師さん、子育てセンターに出会えると、安心して子育てができますね。
この先も、地域での子育てを応援できるイベントや企画を、様々な団体のみなさんと共に開催していければと思います。「こんなテーマのイベントがあればいいな」と思った方、ぜひサポートオフィスまでご一報ください!