ページトップ

団体訪問visit

団体訪問 2024年09月04日

<まちだづくり応援基金インタビュー>鈴木めぐみさん

本年度より新たにスタートした「まちだづくり応援基金」による助成事業の助成対象が8月に決定しました。サポートオフィスでは採択された8団体/個人に、活動への想いや今後の意気込みを語っていただくインタビューを実施しました。インタビュアーは、今夏さがまちインターンシップ(運営:さがまちコンソーシアム)のプログラム内で、8日間サポートオフィスでインターンシップを行った大学生の皆さんです。

*まちだづくり応援基金についてはこちらをご覧ください
*今年度採択団体情報についてはこちらをご覧ください


鈴木めぐみさん
*本記事はサポートオフィスインターンシップ生 三好華蓮さん(女子美術大学4年生)が作成しました*

8月26日、<介護に携わっている⼈がモデルとして出演するファッションショー>を開催している鈴⽊めぐみさんにオンラインでお話を伺っていました。以下、インタビュー内容です。

2024年6月2日に開催されたファッションショーの集合写真。

2024年6月2日に町田パリオで開催された「第3回ポリコレ@東京町田」の様子。


Q1.なぜこの活動を始めようと思ったのですか?


A1.1つ⽬のきっかけは、私自身の両親の介護です。⼼が折れそうになる時もありましたが、あるとき介護施設
を訪れた際に⼊居者の⽅が、「あなた、とても素敵ね」と声をかけてくれました。そのとき、おしゃれは単なる⾃⼰満⾜ではなく、⼈を元気づけることもあるのだと気づきました。2つ⽬は、数年前ミセスコンテストに出て初めてスポットライトや拍⼿を浴びる経験をしたことです。それまでは介護を1⼈で頑張ってきたと思っていたのですが、こんなに応援してくれる⼈がいるんだということに気づきました。そこからもともとのおしゃれ好きが⾼じて、介護をしている⼈、ケアをしている⼈向けのファッションショーをしようと考えました。

参加者の中にはファッションショーを⾒たことすらない⽅も多いですし、私もやりたい!とやる気にあふれた⽅のほうが稀です。遠慮がちな方には過去のファッションショーの動画を⾒てもらうことで、「これなら私もできそう」、「私も参加してみたいです」と気持ちが変化することもあります。

Q2.やりがいは何でしょうか?

A2.
ファッションショーに出るのが初めての参加者の皆さんにウォーキングなどの指導はしますが、それでもどこか遠慮がちな雰囲気や恥ずかしさがなかなか抜けません。それでは来ていただいた観客の皆さんに⼾惑いを抱かせてしまいますので、出演者には「ひたすら明るく」と伝えています。すると、不思議と本番では皆さん笑顔になります。はじめは、恥ずかしそうにおばあちゃんと三⼈でステージに⽴った⼥の⼦が、終盤のステージ上では1⼈でやる!と笑顔で⽴ったことを覚えています。

ファッションショーへの参加をきっかけに、他にも新しいことにチャレンジするようになる方が多いのが嬉しいです。終わったあとの「本当に楽しかったです!」という声も力になります。

Q3.新しく取り⼊れたいこと、チャレンジしたいことはありますか?

A3.私の活動の根底にあるのは、家族だけでなく、介護の専門職なども含めてケアをしている⼈た
ちを支えることです。これからの社会ではさらに必要になると考えています。私⾃⾝も1⼈で両親の介護を成しえたわけではありません。単純にファッションショーをして終わりではなくて、ケアを担う人同士がちょっとした悩みなどを話せる場として活⽤し、つながりを持てる場として機能することを⽬指しています。夢は、オリジナルのコスチュームを着てみんなでランウェイを歩くことです。

私は、今まで⽬が外に向いてばかりいて、住んでいる町⽥市のことをあまり知らずにいました。今回町田についていろいろ調べている内に、「まちだづくり応援基⾦」を知りました。これから⾃分の身近である町田の⼈たちの⼀助になれればいいなと思っています。

Q4.ファッションショーについてお聞かせください。

A4.ファッションショーは、デザイン、スタイリングも個人の⾃由です。自分の叶えたいスタイルがある方はそれぞれ用意していただき、何を身に着けてよいか悩む方には私から提案することもあります。また、
自分の服やアクセサリーを貸し出したりしています。

ゆくゆくはシニアの⽅の得意を活かす雇用の場として、「私こういうの作れるわよ」、「こんな感じなの欲しいんだけど縫ってくれない?」というやりとりができるような場にもしたいと思っています。

Q5.今後の課題点や苦労について教えてください。

A5.⼤きく利益があがるわけではないので、その点、苦労しています。また、ほとんど
⾃分1⼈でやっているので、もう少し活動を広げていくとなると、キャパオーバーになってしまいます。また、1⼈だとアイデアも煮詰まってしまいがちになります。サポートメンバーを募り、体制を整えていくというのが今後の課題です。


鈴木めぐみさんは、まちだづくり応援基金を活用して11月30日開催の町田市市民協働フェスティバル「まちカフェ!」内でファッションショーを開催されます。気になる方はぜひ情報をチェックしてみてください。

お問い合わせ

CONTACT

ご質問やご相談を承ります。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

メールマガジン登録

MAIL MAGAZINE

町田市の最新情報・イベント情報をお届けします。

    「まちだ」づくり応援基金

    DONATION

    「まちだ」づくり応援基金では
    ご支援をお願いしています