【実施報告】団体の活動計画をつくる連続講座「まち“だ”づくりカレッジ」第2回<11月22日>
「まち“だ”づくりカレッジ」は、団体の活動計画を立てることを目的とした連続講座です。11月22日(金)市民フォーラム会議室にて第2回を開催しました。第2回のテーマは、「活動のパートナーとお客様を考える」です。
◆講座内容
はじめに、活動や事業の「ステークホルダー(受益者、支援者、協働パートナー、競合、自組織)」について学んだ後、参加者全員で実際にステークホルダーマップを作成しました。ステークホルダーマップを作成する際には、ステークホルダーと自団体がどういう関係性を構築しているかということを矢印で示し明確にします。矢印が双方向になっているかどうかを確認することで、自分たちが提供できる価値を整理することができるのです。参加者からは、「もっといろいろな人を巻き込まないと」「モヤモヤしていたものが可視化された」という声があがりました。
つづいてターゲットの設定。ターゲットを絞り込むことで対象が狭まってしまうのではと思われる方もいるかもしれませんが、ゴールが明確になるなどの効果があり、そのことが結果的に届けたい人に事業を届けることに繋がるのです(図1参照)。
[図1]
その後、ペルソナ設定に取り組みました。設定したペルソナ像について一日の行動分析をすることでいつ、どこで、どのような情報を伝えるかが明確になります。ペルソナは、団体ごとに「受益者」、「寄付者」、「ボランティア」などを想定して作成しました。
参加者からは、「当事者ではなくその親のことが重要だと感じた」「特に来てもらいたいボランティアのターゲットが明確になった」「困りごとを声に出せていない人にどう伝えるかということを考えた」といった声があがりました。
◆最後に
最後の振り返りでは、「なかなか忙しくてじっくり考える時間が取れない中こうした場はとても貴重」「サポートオフィスのような第三者に鏡になってもらうことで整理ができる」「フレームワークを改めて学び方向性が整理ができた」といった感想がありました。今回は、2団体が2名でご参加いただきました。同じ団体から複数名で参加し、その場で議論することで考えが深まっていく様子が見て取れました。
次回第3回(12月20日13時~17時 @市民フォーラム4階会議室)は、いよいよ事業計画策定です。第3回のみの参加も可能です。詳しくは、町田市地域活動サポートオフィスイベントページをご覧ください。