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その他 2023年02月24日

横浜リハビリテーション専門学校「地域福祉論」でゲスト講師としてお話しさせていただきました!

1月19日(木)、横浜リハビリテーション専門学校の「地域福祉論」でサポートオフィス橋本がゲスト講師を務めました。昨年に引き続き、「若者の地域活動」をテーマにお話させていただきました。本授業の講師を担当されているのは横浜を拠点に活動されているNPO法人まち×学生プロジェクトの理事原島隆行さんです。

横浜リハビリテーション専門学校は理学療法士(PT)、作業療法士(OT)などの専門職を目指す学生さんが通っている専門学校。当日は学生さん約130人に向け、理学療法士として地域で働かれている方のリアルな声もお届けしたく、理学療法士でもあり、ケアビューティスト®*として活動されている瀧口洋代さんにも一緒にご登壇いただきました。

*ケアビューティスト®:介護現場のお年寄りの方に対し、メイクやネイル、アロマ、タッチケアといった美容を施してあげて、自分らしさや生きる力を届け、笑顔のある暮らしを支援する職業のこと。

 

以下、当日の授業のレポートを一部ご紹介します。

 


■サポートオフィス橋本より

サポートオフィスの事業、特に学生さんが関わる企画(まちカフェ!学生おうえん隊等)についてお話させていただきました。また「地域活動がはじめてのときのコツ3点」として、初めて地域活動やボランティアをする方向けのコツについて経験談を交えてお話しました。

その際紹介したコツは以下の通りです。

1 つまみ食いをたくさんしてみよう!
まずは参加してみて、楽しかったら続ければいいし、難しければ辞めても大丈夫です。それと同時に「食わず嫌いをしないこと」もポイント。自分は興味がない・関係ないと思っていることが意外なところで自分の関心ごとを結びつくこともあると思います。

2 なんとな~くの感覚で始めてOK!
「なんとなく楽しそう」「団体の人が優しそう」「分からないけど知ってみたい」など自分の直感や気持ちを大切に、気軽に活動をスタートしてOKです。1回だけでも短時間でも参加してもらえると嬉しいと思っている団体さんも多いです。

3 “自分のため”に始めてOK!(社会貢献・人の役に立つかどうかは気にしなくていい)
最初は「やってみたい」「就職活動に使えそう」「将来に役立ちそう」など、自分にメリットがあるかどうかで決めてOK。活動に関わっていろいろな人の話を聞く中で少しずつ社会貢献の視点が芽生えることも。とにかく最初は気にしなくて大丈夫です!

 

■瀧口洋代さんより

瀧口さんからは「セラピストが地域でできること」をテーマに、専門学校時代からのキャリアや現在の活動についてお話いただきました。その中から一部ご紹介します。

<『地域』に興味を持ったきっかけ>
① 入職した先の訪問看護ステーションが地域活動をしていたから
→スタッフが何かしらの地域活動(健康体操や健康相談等)に関わっていて、セラピストの役割がリハビリテーション以外にもあることを知るきっかけになりました。

② 在宅のリハビリが理学療法だけでは通用しないと感じたから
→「リハビリをやりたくない方」「ターミナル(お看取り)の方」などいろんな方と接する中で、運動療法以外に何かできることはないか探すようになった。

③ 目の前にいる人の選択肢を見つけたいと思ったから
→保険サービスや医療・介護従事者の支援以外の選択肢はないか探すようになった。

 

<夢collectionまちだ(ごちゃまぜファッションショー)について>

昨年11月26日、町田市市民協働フェスティバル「まちカフェ!」で実施したファッションショー。当日はモデル33名、スタッフ42名が参加し、年齢・病気・障がい・性別・国籍・職業など多様な方々の笑顔あふれる温かいイベントになりました。

 

ファッションショー午後の部の集合写真。町田市役所を会場として活用し、モデルやエスコートがレッドカーペットの上を歩いた。

 

イベントに向けて瀧口さんは、理学療法士・ケアビューティスト両方の視点で運営に携わっていらっしゃったそうです。その視点についてもそれぞれご紹介します。

☆理学療法士として
●リスク管理=病状や障がいの特徴など、教科書通りではない個人ごとの状況を事前にヒアリング。
●得た情報を分かりやすくスタッフの方に伝える(専門用語は使わずに!)。

☆ケアビューティストとして
●メイクにかかる時間(30~40分)がどのような姿勢だと楽にリラックスしてメイクが受けられるか検討。
●慣れていないことや初めてのことが苦手な方、視覚に障がいのある方には事前にメイクブラシの感触を手で確かめてもらうなど、安心して過ごしてもらえるよう工夫。

 

■学生さんのリアクションペーパーの感想(抜粋)
・枠に当てはまらなくても自分にしかできないことや視点を大切にしたいと思いました。気になることはすぐ行動して色々な視点から物事を見れるようにしたいです。

・積極的にボランティアに参加して地域と関わり、色んな人を知りたいと思いました。その人の生きがいを一緒に見つけることができるOTになりたいので、自分の武器を見つけて患者さんに役立てられるようにしたいと思いました。

・PTの職場=病院だと考えていましたが、今回の話を聞いてたくさん活躍の場があるのだと思いました。

・初めて聞くことばかりで、ボランティアに参加してみたくなった。今までも思ったことはあったが、どうやって始めればいいか分からず、受け入れ側の気持ちやいろんなことを知れて良かった。

・お二方とも行動力や発想力が本当に豊かで、刺激を受けました。ボランティア活動や発達分野への興味があったのですが、今まで一歩踏み出せずにいました。しかし、今回のお話しを聞いてもっと気軽に参加してみてもいいのだと気づくことができました。

 


授業終了後も、「授業おもしろかったです!」、「好きなことを仕事にできるんだと勇気をもらいました」など、直接話しかけてくださる学生さんもいらっしゃいました。貴重な対面授業でお話する機会をいただきありがとうございました。

このようにお話しさせていただく経験はサポートオフィスにとっても貴重な機会になっています。講演などの機会は、引き続き積極的にお受けしていきたいと思います!今回のように現場で活動している方と一緒に登壇するなどの提案も可能です。ご希望の方は、サポートオフィスまでご連絡をお願いいたします。

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