ページトップ

その他others

その他 2026年07月08日

コミュニティ政策学会(町田大会)分科会「専門機関が生み出す“その土地”のコーディネーション術」に登壇しました

7月4日(土)・5日(日)の2日間、町田市民フォーラムにて「コミュニティ政策学会(町田大会)」が開催されました。

本大会は、町田市と法政大学による共同研究「町田市における地域コミュニティの未来に関する共同研究」の報告会としても位置づけられており、初日には共同研究の代表者である名和田名誉教授(法政大学)からの研究結果報告が行われました。

2日目の分科会「専門機関が生み出す“その土地”のコーディネーション術」(進行:宇都宮大学・石井大一朗教授)には、当サポートオフィスの喜田が登壇。町内会・自治会の加入率が低下する現代におけるこれからの地域づくりについて、「コーディネーター」に着目した議論が交わされました。

■ 3つの事例報告

分科会では、当オフィスをはじめとする3つの組織から、それぞれの現場におけるコーディネーションの実践や分析結果が報告されました。

1. 町田市地域活動サポートオフィス

「まちだのコーディネーター研究会から見えるコーディネーターの専門性」 当オフィスが昨年度から実施している「まちだのコーディネーター研究会」での登壇者の語りを分析した結果見えてきたコーディネーターの専門性をひも解く2つの視点を紹介しました。

  • ソーシャルキャピタル(SC)による可視化 コーディネーターの役割を、強い絆を育む「Bonding(結束型)」、異なる主体をつなぐ「Bridging(橋渡し型)」、行政や制度へ接続する「Linking(連結型)」の3分類で可視化しました。

  • ロールモデルと機能群 コーディネーターの本質は個人の「熱量」だけでなく、地域で発揮している具体的な機能にあると指摘。「①場の創出」「②参加の促進」「③関係の構築」「④場の運営」の4つの動機でスキルを分類できるのではないかと考察しました。

2. 町田市南第三高齢者支援センター

「地域包括支援センターとつながり生まれる出番のある地域づくり」 成瀬・成瀬台地域で実践されている「みなみブリッジ」「なるなるブリッジ」「軒先から、こんにちはinナルセダイ」「支え合い交通」といった事例から、地域づくりで大切にしている点が共有されました。

  • 大切にしている3つのポイント 準備段階から出店者と月に1回集まり、「①たのしく」「②不安なく」「③一緒に考える」の3つを大切にしながら準備を重ねています。

  • 住民主体の「支え合い交通」 高齢者支援センターが日々の相談から課題を拾い上げ、地域住民が「自分ごと」として課題を認識できるような入口をつくっています。

3. 丸山子ども会(相原地区)

多機関連携でひらく「子ども真ん中地域づくり」 少子高齢化やライフスタイルの変化により地域の子ども会が減少する中、運営スタイルを柔軟に変化させながら活動している事例が報告されました。

  • 幅広い世代・機関との連携 年1回開催する「ハロウィンウォーク」は、会員以外も参加できるイベントとして実施。地域の子どもセンター、スーパー、町内会、法政大学の学生など多様な機関と協働しています。

  • 丸山町会ボランティア(LINE登録の仕組み) 会員以外でも「1時間から」ボランティア参加できるLINE登録の仕組みを町会に導入。普段町会活動をしていない方も気軽に参加できるようになり、そこから実際の会員になる方も生まれています。

■ コメンテーターによる分析とディスカッション

3つの事例発表を受け、岩手県立大学の役重眞喜子准教授より、以下のようなコメントをいただきました。

  • 地域の課題は、90年代は官民の協働、2010年代は住民同士の対話、コロナ以降は対人援助や主体形成、と変化しており、これに対応するコーディネーション機能の再構築が求められている。

  • 一般的なビジネスやイノベーションの文脈における機能(媒介・関係構築・調整)にとどまらず、地域のコーディネーターにはミクロ(個人支援)とマクロ(社会参加・地域づくり)を往還する能力が必要とされることが、サポートオフィスの分析からも解明された。

  • 南第三高齢者支援センターの事例からは「関わりしろ」と「余白」の創出、ペインポイント(痛点)へのアプローチが、丸山子ども会の事例からは「子どもという強力なヨコ軸」による関係構築が、それぞれの地域づくりの重要なポイントとして見えてきた。

その後、役重准教授から提示された「価値・スキルの共有と受け渡し(人材育成)」「制度や行政機能との接続(Linking)」「既存の地縁組織との関係性の今後」という3つの問いを軸に、登壇者全員でディスカッションを行いました。

会場からの質疑応答の後、締めくくりとして進行の石井教授より、「専門性を持っていることが(コーディネートするとき)の課題となる。市民性に寄り添いながら専門性を発揮することが、コーディネーターには求められる」という総括のコメントがあり、本セッションを締めくくりました。


サポートオフィスでは、今回報告した「まちだのコーディネーター研究会」の分析結果について下記イベントにてさらに具体的に報告いたします。コーディネーターにご関心のある方、コーディネーター同士の情報交換をしたい方ぜひご参加ください。

【7/24(金)開催】まちだのコーディネーター研究会番外編 これまでの学びをギュッと総まとめ!語ってつながる「振り返り交流会」

■ 開催日時:7月24日(金)18:00~19:45
■ 開催場所:町田市民ホール第4会議室

▼詳細・お申込みは下記ページより
https://machida-support.or.jp/event/coordinator_special0724/

お問い合わせ

CONTACT

ご質問やご相談を承ります。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

メールマガジン登録

MAIL MAGAZINE

町田市の最新情報・イベント情報をお届けします。

    「まちだ」づくり応援基金

    DONATION

    「まちだ」づくり応援基金では
    ご支援をお願いしています