ページトップ

実施報告performance

実施報告 2023年04月24日

伴走サポート実施報告|社会福祉法人まちだ育成会

サポートオフィスでは昨年度、社会福祉法人まちだ育成会からご依頼をいただき、現状のヒアリングやご希望をお聞きした上でチームに分かれ新規事業を検討する半年にわたるプログラムをご提案し、当日の講師・進行等を担当させていただきました。

数年後に施設の建て替えを計画している社会福祉法人まちだ育成会。新しい建屋を福祉施設利用者だけでなく、ご家族や地域の方にとっても「安心できる場」、働く人にとっては「誇れる職場」にすることを目指し、職員参加型のプロジェクトチーム作りをしたいとご希望されていました。

ワークショップには、法人内で公募し、応募した職員約20名が参加。1ヵ月に1度の計7回の研修のほか、宿題等も行っていただきながら進めていきました。毎回、既成概念にとらわれない自由な発想が飛び交う対話を重ねながら新規事業プランを検討しました。

以下、全7回のワークショップの内容を紹介します。


第1回 まちだ育成会とわたし年表
これから取り組むワークショップの目的を確認し、参加した職員同士のチームビルディングを図りました。後半は「まちだ育成会とわたし年表」というワークを実施。付せんにまちだ育成会で働く中で一番思い出に残っている出来事を書き、法人の歴史が書かれた模造紙に貼ります。自身の行動や経験を所属組織の歴史とともに振り返ることで、組織と自身の人生、組織と自分の関わりを体感するワークです。

 

まちだ育成会に入職したタイミング、働く中で一番思い出に残っていること、10年後まちだ育成会がこうなったらいいなということをそれぞれ書いて貼り出しました。


第2回 チーム分け

なんのために仕事をしているか(使命)、これからやってみたい事業等をそれぞれ発表してお互いの想いを聞いた上で、今回新事業としてやりたいことをもとにチーム分けを行いました。カフェ事業や芸術にまつわる事業など、3つのチームに分かれました。

輪になって想いややってみたいことを発表しました。


第3回 オンライン視察/事業のコンセプトを考える

新規事業立ち上げのヒントを得る機会として、沖縄で既存の福祉の枠にとらわれずに事業を進めている一般社団法人Kukuruとオンラインで繋ぎ、代表から施設の説明と共に現在の活動に至る背景や今後の展望などをお聞きしました。後半は事業のキーワードになりそうな言葉を並べ、コンセプト作りにチャレンジしました。

Zoomで繋ぎ、沖縄の団体を視察!


第4回 事業の「顧客」を考える

事業の「顧客」の属性(性別、住所、年齢、職業、まちだ育成会との関係)を明確にする「ターゲット」に関する講義を行いました。それをもとに、ターゲットをより具体化した人物像「ペルソナ」を作成するワークを実施しました。


第5回 事業の財源とビジネスモデルを考える

ビジネスモデルとさまざまな資金源の特徴について講義を行いました。チームごとにステークホルダー(事業の関係者)図を作成するワークを実施。関係者をすべてを洗い出し、チームと関係者がどのような価値交換ができるかを考えるワークを行いました。

第6回 数値計画、事業プランワークシート
立ち上げ時の資金計画、事業開始後の資金計画について講義を行いました。その後、事業プランワークシートのフォーマットに各チームの事業計画を入れ込み、まとめの作業を行いました。

第7回 プレゼンテーション
後日法人会議内で開催される報告会に向け、プレゼンテーションのコツをお伝えし、練習を行いました。質疑応答等を通してお互いのプレゼンテーションをフィードバックしあいました。


毎回職員の皆さんが積極的に講義やワークに取り組まれている姿を見て、サポートオフィススタッフも刺激を受ける時間となりました。参加された皆さんからは、「オンライン視察の際の事例にとても関心を持ちました!」、「ペルソナを考えたことで事業がグッと現実的なものに近づいた気がしました」などのご感想をいただきました。


このような団体・組織の研修・ワークショップなど、開催の支援のご関心がある方はサポートオフィスまでお気軽にご連絡ください。

町田市地域活動サポートオフィス
042-785-4871
info@machida-support.or.jp

お問い合わせ

CONTACT

ご質問やご相談を承ります。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

メールマガジン登録

MAIL MAGAZINE

町田市の最新情報・イベント情報をお届けします。

    「まちだ」づくり応援基金

    DONATION

    「まちだ」づくり応援基金では
    ご支援をお願いしています