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実施報告performance

実施報告 2021年12月23日

【実施報告】ベネッセこども基金「2022年度経済的困難を抱える子どもの学び支援活動助成」の公募説明&助成担当者との対話の会を実施しました

12月22日(水)、町田市民フォーラム4階の学習室Bで、ベネッセこども基金「2022年度経済的困難を抱える子どもの学び支援活動助成」の公募説明&助成担当者との対話の会を実施しました。公益財団法人ベネッセこども基金からご担当の青木氏、伊藤氏にお越しいただき、市内で子ども関係の活動をする方中心に8名の方にご参加頂きました。

本説明会では前半は「助成金とは?」というプチ講座とベネッセこども基金の助成募集のご案内、後半は参加者による活動紹介や質疑応答などを行いました。


<「助成金とは?」プチ講座>
非営利組織の5つの代表的な財源である「会費・寄付金・助成金(補助金)・自主事業収入・委託事業収入」のメリット・デメリットを紹介していただきました。青木氏は、助成金を獲得して実績・信用力を得ることで、他の助成金獲得がしやすくなることや、新事業や広報活動に挑戦しやすくなり、それにより会費・寄付・事業収入などへと他の財源を拡大していける可能性があることをお話ししてくださいました。

<ベネッセこども基金について>
ご担当の伊藤氏よりご説明いただきました。ベネッセこども基金は「子どもが自らの可能性を広げられる社会」を目指して事業を展開していて、今回ご説明いただいた「2022年度経済的困難を抱える子どもの学び支援活動助成」では最大3カ年の助成を実施しています。もともとは単年度での助成を行っていましたが、「経済的困難」と一口に言っても課題は多様であることから、中長期視点で自立的な事業継続・発展を目指す取り組みを支援しているそうです。

*ベネッセこども基金公式サイトはこちら
*ベネッセこども基金公式Facebookはこちら

 

<質疑応答一部ご紹介>
Q1.受益者負担型(月謝制)の不登校支援のフリースクールを運営していますが、経済格差があると支援先につながりにくく教育格差も生まれてしまうという状況を改善したいと思い、助成金活用を考えています。申請する場合、今の事業をアップデートする形で良いでしょうか?それとも+αの事業があったほうが良いのでしょうか?

A1.ベネッセこども基金では最大で3カ年助成を実施しているので、その場合3年間を見据えて申請する考え方もあります。例えば1年目は現在実施している不登校支援により力を入れる、2年目は調査・政策提言などに力を入れる、3年目は地域でネットワークを構築する、といった形などです。


Q2.今まで助成金は申請してOKなら貰えるものだと思っていましたが、助成団体側の意図を押さえる必要があることを痛感しました。ただ助成金は、申請書を書くスキルやある程度の慣れがないとなかなか難しいと感じています。企業のピッチ大会(新しいアイデアを提案する大会)のような
想いを伝える機会があってもいいと思うのですが、どうお考えでしょうか?

A2.おっしゃる通りだと思います。どうしても助成金への申請が慣れている人が有利になる面はあります。非営利団体のピッチ大会というはないのですが、助成財団から声をかけて一緒に事業を進めるケースも中にはあるので、日頃の情報発信は大切だと思います。また、申請書の書き方も大切ですが、自分たちの活動に合っているテーマの助成金をリサーチするのも大切です。京都市市民活動総合センターの市民活動情報共有ポータルサイトでは最新の助成金情報が掲載されています。ぜひ見てみてください。


Q3.活動を約5年間続けてきて、それだけだと社会は変わらない、仕組みにしていかないと子どもたちが苦しいまま大人になっていってしまうと感じています。これから新事業にチャレンジして、調査・研究したものを本にしたり、町田でネットワークを作っていきたいと思っています。

A3.助成金の申請書には事業のことを書くだけではなく、これまできちんとやってきた事業のこと、その事業を通して明らかになってきた課題やそれに対して今後は仕組みを作っていきたいというプロセスをアピールすることは良いと思います。また、地域でネットワークを作ることで持続可能性の高い事業にしていくということもアピールポイントになりますよ。


助成金についてもっと詳しく知りたい!という方には、サポートオフィス通信vol.21もおすすめです。
こちらでは助成金を団体活動に活かすポイントを特集しています。こちらもあわせてご覧ください。

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