【実施報告】まちだづくりサロン@オンライン<5月15日>
5月15日(金)の18時より、オンラインにて「まちだづくりサロン VOL.1」を開催しました。
今回のテーマは「みんなで話そう、活動の悩み、工夫、これからのこと」。
イベントの中止や居場所閉鎖で思うように活動ができないなど、試行錯誤する毎日だからこその気づきや想いを参加者全員でシェアしました。
皆さんとは、まずはこの状況下での様々なご苦労や心配事を共有するところからスタート。
それに対し「あ~わかるわかる、そうだよね」といった共感や「●●するといいですよ」といった一歩前進するためのアドバイスが数多くあがり、あっという間の1時間半となりました。
その中でも印象的だった体験談やお取組みを一部ご紹介します。
今回のサロンではZoom(パソコンやスマートフォンを使って、セミナーやミーティングをオンラインで開催するために開発されたアプリ)を使ったこともあり、Zoomのお勧めの活用方法などもシェアされたのも印象的でした。
●人と直接会って成立してきた仕事・取組みができなくなった今だからこそ始めたこと、挑戦していることは?
・運営している団体のホームページに、利用者さんに届けたい内容をコラムページとして拡充。そのページのURLをご利用者さんに送って、読んでいただいている。
・団体のスタッフとのオンラインミーティングで、「コロナが終わった後にしたいこと」といったアイディアコンテストを実施。その中で出たアイディアを実現することが決まり、みんなのモチベーションが高まった。
・直接利用者さんに会えなくなってしまったので、施設の前にご意見ポストを設置した。おうちでできるお楽しみ(塗り絵など)も用意し、持って帰れるようにしている。
・Zoomに初めて挑戦。試行錯誤しながらも、自分でセミナーを開けるまでになった。
・あえて「頑張らない」ということを決めた。実家や友人に頼ったり、食事もテイクアウトを活用したり「この状況は永遠に続かない」と捉えるようにしている。
●Zoomを使ったコミュニケーションの工夫ポイントは?
・リアルの場でコミュニケーションと大きく異なるのは、相手の話すタイミングや気配が感じずらいこと。なので、意見がある人は手を挙げるとかチャットやブレイクアウトルームの機能を組み合わせるようにしている。
・意見のブレストはZoomだと厳しい面もあるので、事前に検討したいことを投げかけてZoom会議の場には各自の意見を持ち寄れるようにしている。
・対面の意思疎通に慣れている高齢の方は、なかなかZoomへ馴染めない様子。LINEは使い慣れている方も多いので、LINEの「ビデオ通話」を使うこともおすすめ。
・オンラインセミナーの冒頭で、必ず簡単なZoomの使い方レクチャーをするようにした。そのことで、参加者の不安感が払しょくされるので、場が温まりやすく、スムーズにセミナーを始められる。
サロンの中では「今日参加した●●さんと状況が落ち着いてきたら一緒に取り組みを検討したい!」というご要望も出たので、
サポートオフィスとしても、マッチングのお手伝いをさせていただこうと思います。
協働の芽が出た瞬間に立ち会え、サポートオフィスとしてもとても有意義なサロンとなりました。
事後アンケートの結果、全体満足度は88点でした。以下アンケートのコメントの一部を紹介させていただきます。
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・町田市内で活動されている方と、新しく繋がれたのはとても貴重な経験でした!
・家族以外の人と話す機会が激減しているので、今日は「社会活動ができた」という満足した気持ちになりました。
・今は、アフタ―コロナの準備期間と思って、今まで出会えなかった人や団体とオンラインでつながれるいいチャンスが来たんだと思えるようになった。
・同じ不安を共有できて安心につながった。1時間半はあっという間ですね。
・オンラインは気軽に参加しやすいので、そこがいいなと思います。
・人数が少ない方が会話がより盛り上がると思うので、ブレイクアウトルーム(団体の活動によってわけるなど)を有効に使っていくのもありだなと思った。
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また、『今回初めてお会いした人達と、サロンがおわった後に残ってお話したり、その場で聞けなかったことをもっと聞きたりするこができないのが不便です』という貴重なご意見もお寄せいただきました。
確かに、リアルの場と同じように「その時間が終わっても繋がれる仕組み」があるといいですよね。
このご意見をもとに、サロンをはじめとしたサポートオフィスが開催するイベントに参加していただいた方がコミュニケーションをとれる仕組みを考えていきたいと思います。(決まりましたら、ここまで参加いただいた方にご連絡いたします)
今後も、みなさんの周囲にある課題やテーマにフォーカスした<まちだづくりサロン>を企画してまいります。ご期待ください。