【実施報告】プチ講座「学生を受け入れるときの工夫を考えよう!~お互いが楽しく協働するコツ~」を開催しました
9月5日、まちカフェ!オープンデー内でプチ講座「学生を受け入れるときの工夫を考えよう! ~お互いが楽しく協働するコツ~」を開催し、13名の方にご参加いただきました。
講師は、この夏サポートオフィスで社会教育実習を行った中山円茄さん(神奈川大学3年生)とサポートオフィス橋本が務めました。本講座の企画、資料作成、当日進行はすべて中山さんに実習の一環で行っていただきました。
以下、当日お伝えした内容やワークの様子を抜粋してレポートします。
■今の学生さんって?
学生・地域活動団体がともに活動する前に、受け入れ団体のメンバーが今の学生さんの特徴や関心ごとを知っておくことはとても大切です。実習生の中山さんから、最近の学生さんの特徴として主に下記のことをご紹介いただきました。
・新型コロナウイルスの影響を受けた学生は、社会が何事もリスクヘッジ優先となったことにより知らない人や場所と関わる機会が少なくなってしまったため、地域活動団体にあまり慣れていない場合も多い。
・最近の学生は学校の授業はもちろん、ゼミやサークル活動、アルバイト、ボランティア…といくら時間があっても足りないくらい忙しい。
・「認めてもらいたい」という承認欲求があるため、ボランティア先で「名前を覚えてもらえた」、「役割をもらえた」という体験が喜びにつながる。
■学生を受け入れるときに大事なタイミング
サポートオフィスの橋本からは、学生を受け入れるときの大事なタイミングとして下記3点のポイントをお話させていただきました。
<受け入れ前>
学生を受け入れる目的や学生に関わってもらいたいことを団体内でしっかり話し合う。
<受け入れ中>
団体の普段の活動を体験できる機会を早めに作る。
<受け入れ後>
感謝や誉め言葉をしっかり伝える。
受け入れ期間が終了した後もイベントや集まりにも積極的に声をかける。
■ワーク
後半のワークでは、個人ワーク/グループワークを通して下記テーマについて、ワークシートに書き込みながら意見交換を行いました。
・なぜ学生を「受け入れよう」「受け入れたい」と思ったのでしょう?
・「うまくいったこと」「モヤモヤしていること」を書き出してみよう!
・なぜ「うまくいった」/「モヤモヤ」しているのでしょう?
・今後「続けた方がよいこと」「自分だったら工夫できること」のうち、「自身の団体で取り入れられそうなこと」を考えてみましょう。
受け入れようと思った原点を振り返り、うまくいったこと・いかなかったことを丁寧に整理することにより、自然と次に取るアクションが定まったとおっしゃる参加者の方が多かったです。
<参加者から寄せられた感想>
●ワークが想像以上に気づきの場面が多くて、とても良かったです!また、最初に中山さんご自身の気持ちをたくさん伝えてくれた事や実際に同じテーブルに学生さんが居てくれた事で、より若い方の思考に寄り添えました。
●学生の声をよく聞く、シンプルなアンケートやフィードバックをもらうなど、実際にやってみようと思いました。
●グループワークを通してさまざまな考え方の人たちと意見交換ができ、今後の活動の参考になりました。
サポートオフィスでは、学生や若者との活動に関するご相談も随時受け付けております。お気軽にご連絡ください。