【実施報告】ファシリテーション基礎セミナーvol.4<10月29日>
10月29日(木)、オンラインにて「ファシリテーション基礎セミナーvol.4」を開催しました。
講師は、第1・2・3回目と同様、長浜洋二(町田市地域活動サポートオフィス 事業統括ディレクター)が担当しました。
今回のテーマは「合意形成」。
ワークショップや会議などの開催を対象に、異なる意見をまとめゴールに導くために必要となる「合意形成」のスキルとノウハウを学びました。
真剣な議論であればあるほど、「意見の対立」は起こるもの。
できれば「対立」は避けたいと多くの人は思うのではないでしょうか?
しかし、講師の長浜は、ファシリテータ―として「対立は悪ではない」という前提を持つこと、そして出された意見やアイデアを整理し、評価判断を行い、意思決定ができることを目指していこうと述べ、その具体的な手法をワークショップを組み込みならが解説しました。
中でも時間をかけて行われたのが「国境を超える」というグループワークです。
今回は「コロナ禍で自粛賛成派/自粛反対派」の2つのグループに分かれ、自分たちの主張、一方のグループの主張を一つずつ受け止めながら、それぞれの主張や立場の背景にある願いや期待、不安や恐れなどをお互いに理解し合うことの重要性を学んでいきました。
参加した方からは、対面する意見をまとめる時に、どこまでファシリテーターは意識する必要があるのか?が体感的に分かったという声があがりました。
講義の最後には、町田市中央図書館の司書の方より、ファシリテーションを更に深めるためのおすすめ本のご紹介と共に、ブックリストもご提供いただきました。併せて、中央図書館のホームページから閲覧可能なパスファインダー(テーマ別資料案内)についても教えていただきました。
ビジネス、法律、地域資料など様々なテーマから関連図書を見つけられるので、学びを深める際の一助になりそうです。
中央図書館では、併せて館内に選書コーナーも設置されています。ぜひご関心ある方は、足を運んでみてください。
以下アンケートのコメントの一部を紹介させていただきます。
【受講した感想】
・主催者としてのzoom操作、活用方法を体感できました。ファシリテーターの役割について改めるきっかけとなりそうです。
・説明だけではなく、2つの話し合いができ面白かったです(対面に近い感じを味わえました。)もう少しスキルの向上に役立つ知識解説を加えて頂くとさらに良いか思います。
・最終回だけでしたが、とても今の自分に必要な内容でした。もっと早く知れていたらという悔しさがあります。
・ファシリテーションについて頭の中の整理ができました。
・合意形成に向けたグループワーク「国境を超える」が面白かったです。仲間ともやってみようと思います。が面白かった。
・ツールの活用を早速したいと思います。
町田市地域活動サポートオフィスでは、今後も市民活動をされているみなさんの一助となるべく講座やセミナーを企画してまいります。
決定し次第、ホームページ等でご案内いたしますので、どうぞご期待ください。