「まちだづくりカレッジ」2023年第2回開催レポート<6月22日>
団体メンバーと共に活動の「今」と「未来」をじっくりと話し合っていく伴走型連続セミナー「まちだづくりカレッジ」(全5回)のベーシックコースの第2回を6月22日に開催しました。
ベーシックコースのゴールは、団体内で対話を進めながら「団体の「ビジョン(理念)」「ミッション(使命)」を定め、事業計画を作成することです。今年度は、限定3団体で募集をしていましたが、4団体のご希望をいただき、にぎやかにスタートしました。以下、講座内容の一部を写真と共にご紹介します。
前半は、前回の宿題(ビジョン・ミッション・バリュー・事業の策定)の発表を各団体が行い、お互いにフィードバックをする時間を作りました。後半は、第2回のテーマでもある「ターゲットとペルソナ」についての講義とワークを行いました。講師を務めたのは、サポートオフィス杉山久美子です。
ターゲットとは、相手の年齢・性別・住所・職業などで区切ったその人の属性のことを指します。一方、ペルソナはターゲットをより具体化した人物像のことを指します。
「若い人に参加してもらいたいよね!」と話していてもAさんが想像するのは30代子育て中の女性、Bさんが想像するのは50代男性、Cさんが想像するのは高校生…とバラバラなのはよくあること。ターゲットやペルソナのイメージを統一させることで、団体のゴールや実施する事業が明確になり、効率的に資金や人材などの経営資源を配分できるようになります。
ペルソナ設定のポイントは下記の通りです。一部ご紹介します。
●思い込みや予測で作成せず、現実にいる人物を思い浮かべながら考える。
●可能であればペルソナに近い人3名くらいにインタビューをする。
●複数名設定してもOK!(例:支援対象者とボランティア)
講義の後は、ターゲット・ペルソナを作成するためのワークを実施しました。ペルソナとなる人の「趣味・特技・ライフスタイル」、「価値観・信条・大事にしているもの」、「普段接しているメディアや情報ツール」、「今困っていること」、「これからやってみたいこと」などを、妄想したり、周りにいる人に聞いてみたり、身近な人を思い浮かべながら作成しました。
第3回は7月27日を予定しています。引き続き、レポートを通して様子をお伝えしようと思っていますのでお楽しみに!