【実施報告】団体の事業計画をつくる伴走型連続講座「まち“だ”づくりカレッジ」2期第2回<11月26日>
「まち“だ”づくりカレッジ」は、団体がめざす地域や社会の姿を見据えた未来志向の「事業計画」を立てることをゴールとし、レクチャーに加え、グループワークやディスカッション、毎回の提出課題と発表などにより学びを深める参加型・対話型の連続セミナーです。11月26日、2020年度2期生の第2回目の講座を実施しました。
冒頭では、第1回講義の最後に出された課題「ビジョン」「ミッション」「バリュー」を各団体から発表。それに対し、参加者全員からZoomの機能である「チャット」に、感想や質問などを書き込みながらのフィードバックを行いました。各団体が時間を作って検討してきた「ビジョン」「ミッション」「バリュー」が、受講生同士のフィードバックを受け、今後どこまで磨き上げられるか期待が膨らみます。
その後、第2回のテーマである「活動のパートナーとお客様を考える」の講義がスタート。①「登場人物は誰か?」(ステークホルダー)、②「はたらきかける相手は誰か?」(ターゲット)について事例などを交えながら学びを深めました。
また、事業計画を確実に進めていくために必要な「協働」について、Shape Up Somervilleの事例を参考にしながら、その本質にも迫りました。
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今回取り組んだワーク
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今回は、【協働(パートナー)を考えてみよう!】というワークに取り組みました。
前段で学んだ「協働」を進めるために、団体の現状と未来のあるべき姿を書き出し、そのギャップを埋めるためには何が必要か?をシートを活用し考えます。ワークショップでは、サポートオフィスのスタッフが各団体に1名以上ファシリテーターとして入り、スプレッドシートをリアルタイムに編集しながら議論をどんどんアウトプットし、考えを深化させていきました。
議論をする中でステークホルダマップとペルソナのアウトラインが少しずつ見えてくる感覚が生まれてきた団体も。次回の講義までにはステークホルダマップとペルソナを考えてくることという課題が出て、この日の講義は終了しました。
【受講生から寄せられた感想】
●ペルソナ設定は、まさに団体の目の前にある課題だった。やっていたつもりになっていて、活かせる形で作れていなかったので、これを機会にしっかり取り組みたい。
●ここまでモヤモヤ&拡大していた思考回路が、講義をうけワークショップで議論する中で、どんどん具体的な優先順位を整理できている感覚が持てた。
●ペルソナの「一人の人に絞り込む」という点が新しい学びだったので、実際に課題を通じて作り上げていきたい。
●まちだづくりカレッジに参加している3人のメンバーで同じ学びの時間を過ごしていることそれ自体や、他団体のみなさんとの意見交換などができるのが、カレッジの魅力だと感じている。
テーマは、「事業計画を考える」。一回のみの参加も可能です。詳細はこちらをご覧ください。