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実施報告performance

実施報告 2019年09月26日

9/25(水)コワーキングスペース「BUSO AGORA」登壇レポート前編~ NPO・ソーシャルビジネスの強みを再認識!~

田駅近くにOPENしたコワーキングスペース・BUSO AGORAをご存じでしょうか。

 

こちらで開催された、イベント第三回武相まちづくりカンファレンス「『これからの地域貢献はこうあるべき』~武相の魅力を高めるためのNPOの役割と活用~」オフィススタッフ3名が参加し、喜田が「武相のNPO活動紹介」パートにて登壇しました。

 

今回のテーマが「NPO活動を知り、まちづくりのヒントを得る」ということで、まちづくりの担い手(アクター)の一つとして実際に活動をしている団体の方々と共に、サポートオフィスの事業や想いについてもお話させていただきました。

 

前半の講演では、認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会代表理事鵜尾雅隆さんより、NPOのもつ役割や強み・意義について現在の社会状況をデータを踏まえながら、お話がありました。

 

オフィススタッフもたくさんペンを走らせ、聞き入る中で、特に印象に残った点を以下に紹介いたします。

 

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鵜尾雅隆さん講演

■社会のために役に立ちたいと考えるひとが増えている

行動を起こしてみたい人は今や「7割」を超えている。人のために役に立つことをしてみたい、と考えることはもはやマイナーではなくなっている。しかし、そのうち実際にアクションにまで繋がる人は「1割」。

 

■前野隆司先生の幸福学 幸福の要素

  • やりたいことがあること
  • つながりがあって誰かのためになる(感謝される)こと
  • なんとかなる、とおもえること
  • ありのままでいい、とおもえること

 

■社会の課題は誰が解決するのか?

日本は「行政」が課題解決はするもの、という感覚が大きいが、世界という視点で見ると必ずしもそうではない。

当たり前のように「企業」や「NPO・ソーシャルビジネス」が担うという意識を持っている国も多くある。

立場・性質のことなるそれぞれだからこそ担える役割がある。

公平性を重んじなくてはならない行政や、顧客に意識を向ける必要のある企業とくらべNPO・ソーシャルビジネスは柔軟性がありカバーしきれない隙間を埋めることのできる存在。

形のイメージとして行政が”〇”企業が”△”というならばNPO・市民活動は”アメーバー”

※鵜尾さん「UO理論」

 

■NPOやソーシャルビジネスがもつ、最も比較優位性のある力とは?

課題解決の担い手としての「行政」「企業」「NPO・ソーシャルビジネス」。

そのなかで、NPOやソーシャルビジネスが他の2つと比べて大きな強みとなることは【枠を超える力】

 

形式やステイクホルダーからの影響も少ない分、柔軟にそして抵抗少なく他組織と協働したり、地域を超えての取り組みに発展することができやすい。

そして「想い」で動いているからこそ、共感をマネジメントする力がある。「共感の連鎖」で社会を大きく変える力がある。

(5ミリのドミノから始まり29個連続で倒すと、東京タワーを倒すことができる!)

 

 

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人口減少やそれにともなう社会課題の肥大化が予見されている中で、NPO・ソーシャルビジネスセクターが担う役割の重要性をあらためて認識することができる大変貴重な機会となりました。

 

NPOだからこそ、その強みを意識しできる活動がある。

様々な立場の人たちが取り組む課題解決の担い手の一つとして、活動の役割・立ち位置を改めて考えてみることも重要かもしれません。

 

また、「実際に社会のために行動したい」と思う人が増えていることは大きな希望だと感じました。

目の前にある課題に対して、いつか・誰かが解決してくれることを待つだけでなく、自分たちでできることを、小さくてもアクションしていくことが、当たり前になるような地域を私たちサポートオフィスも目指しています。

 

一方、想いがあっても実際に行動にうつしている人はそのうち1割にも満たないという現実。

その障壁はなんだろう?どうしたらもっと気軽に、楽しくアクションできるだろう?ということを改めて考えます。

 

お話の一部だけを記してもこんなにたくさんになってしまいましたので、後半の団体紹介についてのレポートは後編にて。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

(つづく)

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