ページトップ

実施報告performance

実施報告 2026年03月10日

【実施報告】<大学生ボランティア卒論発表>~町田市ユニカール協会での活動を通して

2026年3月5日(木)、市庁舎2階の市民協働おうえんルームで開催しているまちカフェ!オープンデー内で、「<大学生ボランティア卒論発表>~町田市ユニカール協会での活動を通して」を開催し、9名の方にご参加いただきました。

前半は、法政大学社会学部4年生の鈴木智喜さんによる卒業論文発表「ユニバーサルスポーツが地域に与える影響と価値」。鈴木さんは、サポートオフィスの学生おうえん隊プログラムに参加し、町田市ユニカール協会で活動した経験を経て、卒業論文に取り組まれました。

以下、鈴木さんの発表の一部をご紹介します。

・ユニカール、ボッチャ、モルックなどのユニバーサルスポーツは年齢・性別・障害の有無や程度にかかわらず、すべての人が楽しめるスポーツ。町田市ユニカール協会の活動に参加することで、スポーツの範疇を超えて地域のために事業を展開していることを知り興味を持った。
・ユニバーサルスポーツ団体は、地域住民との交流など地域貢献を重視する「レクリエーション型」と、競技性を追求する「チャレンジ型」に分類されると仮説を設定し、インタビュー調査を通じて検証を行った。
・ターゲットや活動内容などに違いはあれど、「レクリエーション型」、「チャレンジ型」とも参加者が対等な関係で関わることができる場として機能している点が共通していた。
・サッカーや野球などメジャースポーツと違い、
ユニバーサルスポーツは、プレーヤーの個性や技量に応じて柔軟にルールを変えられる点が良いところであり、ルールや環境を共創していくことが大切である。

 

卒論発表会の様子

▲卒論発表会の様子

                 

後半は、町田市ユニカール協会の吉村さんにもご登壇いただき、サポートオフィス橋本から鈴木さん、吉村さんのお二人へ質問をさせていただきました。

吉村さん 町田市ユニカール協会では「健幸づくり」を大切にしています。ユニカールは頭を使う競技です。市内各所で体験会を実施し、これまでに約2万人の方が体験しています。学生おうえん隊は初年度から参加しています。学生さんには「失敗するくらい徹底的にやってほしい」ということを伝えています。学生さんのアイデアは柔軟で革新的で、凝り固まっている私たちにとっては想像できないもので、それが良いと思っています。鈴木さんもルールを全く変えるという新しい提案をしてくれました。

本日のような卒業論文の発表を聞くことで、まちづくりや社会のことが良く見えるきっかけになっています。今後もぜひ聞かせてほしいです。鈴木さんの論文は、実際に現場に出て5か月経験をしたことを元に書かれているという点がとても良いと思っています。

橋本 鈴木さんが活動されていた年は「子どもたちが参加しやすいイベントにするには」というテーマでしたよね。

鈴木さん まちカフェ!イベント当日により多くの人に体験してもらうためにできるアイデアとして、子どもたちでもわかりやすいルールをゼロから考えました。具体的には、あらかじめユニカールを的(まと)として配置し、それをめがけて投げてもらう方法にしました。

吉村さん 学生さんが考案したルール変更は、子どもたちにわかりやすいと好評で体験の待ち時間も少なくなり回転率も上がりました。団体内では「なぜルールを変えるのか」といった声もありましたが、学生さんの良いアイデアを取り入れてまずは実施してみました。

最近も学生さんから「ボーリングのピンを買ってください」と言われました。ユニカールにボーリングのピンは邪道だと思っていましたが、実際に取り入れてみると大好評だったので。学生さんの提案を素直に聞いて良かったと思います。

橋本 ユニバーサルスポーツだからこそ地域コミュニティに対してできることはなんだと思いますか?

鈴木さん メジャースポーツは大会に出ること、勝つためにどうしたらいいかということを追及して行いますが、ユニバーサルスポーツは参加、交流を目的にしている。地域のなかで人と出会うきっかけになっていると思います。

橋本 子どもの時はどちらを経験していた方がいいと思いますか?

鈴木さん スポーツが好きな人はメジャースポーツ、苦手な人はユニバーサルスポーツという考え方もあるかなと思います。

橋本 大人になる前にユニバーサルスポーツを知る機会があるといいですよね。

吉村さん 体力の差が関係ないのがユニバーサルスポーツだと思います。お子さん、障がい児者、高齢者などそれぞれの個性に合わせる工夫ができることがユニバーサルスポーツの良さ。どんな工夫ができるか考えるのも楽しいし、工夫する側もされる側も嬉しい。

橋本 共創を実現するために自分が心がけていること、相手に求めることはなんですか?

鈴木さん 大学生という立場だからこそ、団体の外から一歩引いた目線で伝えられることがあると思っていました。大学生が関われる場をもっと積極的に作っていただけると嬉しいです。

吉村さん 他のグループと「競争」してしまうのではなく、お互いに知恵を出し合い、良い点を参考にしあう「共創」の視点を心がけています。違う考えやアイデア、いろんなことを受け入れていきたいと思っています。求めることは、ただやらされているだけでなく、知恵を出してほしいということです。お互いに知恵を出し合ってつくったものは、お互いの喜びが大きいです。

 

会場からも質問がありました。
会場 ユニバーサルスポーツを広げるためにはどんなことができると思いますか?

吉村さん リアルに体験会を開催することかなと思います。特に「できないができるに変わる」という体験は大きなパワーになるので、他の人にも伝えたいという伝播の力が大きいと思っています。

鈴木さん 吉村さんのように回数をこなして、一人ひとりにアプローチしていくことかなと思います。

会場 ユニカールは道具が必要なので、多くの人が体験会を実施して広げることが難しいところもあると思いますが、その点はどうでしょうか?

吉村さん 道具にこだわらない、もしくは安価にする方法を考えるのをおすすめします。ユニカールそのものでなく狙いを達成するために最適なスポーツを選ぶのが大事なので、実は道具はなんでもいいとも思っています。今年度は、植木鉢にローラーをつけるというやり方でもやってみましたよ。また、ユニカールに限らずユニバーサルスポーツ全体として、お子さん、障がい児者、高齢者など多様な人が楽しめる取組を増やしていくか、という視点で考えています。


次回のまちカフェ!オープンデーは4月2日(木)10:00~17:00町田市庁舎2階市民協働おうえんルームです。

お問い合わせ

CONTACT

ご質問やご相談を承ります。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

メールマガジン登録

MAIL MAGAZINE

町田市の最新情報・イベント情報をお届けします。

    「まちだ」づくり応援基金

    DONATION

    「まちだ」づくり応援基金では
    ご支援をお願いしています