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団体訪問visit

団体訪問 2024年09月04日

<まちだづくり応援基金インタビュー>like minds

本年度より新たにスタートした「まちだづくり応援基金」による助成事業の助成対象が8月に決定しました。サポートオフィスでは採択された8団体/個人に、活動への想いや今後の意気込みを語っていただくインタビューを実施しました。インタビュアーは、今夏さがまちインターンシップ(運営:さがまちコンソーシアム)のプログラム内で、8日間サポートオフィスでインターンシップを行った大学生の皆さんです。

*まちだづくり応援基金についてはこちらをご覧ください
*今年度採択団体情報についてはこちらをご覧ください


like minds
*本記事はサポートオフィスインターンシップ生 清水海希さん(相模女子大学2年生)が作成しました*

 

インタビューの様子。明るい部屋で円になって座っている。

三輪住宅会館をお借りして実施しました。明るい光が入り解放感のある空間でした。

 

Q1.ワークショップなどの対話実践の活動を始めたきっかけは何ですか?  

A1.12年前にメンバーの一人に精神症状が出て、ケアのために当事者研究(北海道浦河町における「べてるの家」で生まれた自助ツール)、トライローグ(ミニホワイトボードを使った当事者研究の新形態)、オープンダイアローグ(フィンランド発祥で患者と医療者、家族などの関係者も加わり、対話を行っていくもの)に取り組んできました。この手法を広げていきたいと思いまちだづくりカレッジ*に参加しながら、実際に精神障がいを抱えている人たちのケアのサポートをしていたらネットワークが広がり、本格的な対話実践の活動が始まりました。

*まちだづくりカレッジ:団体のビジョン・ミッション、ターゲット・ステークホルダー、事業の成果を検討し、未来志向の「事業計画」(A3サイズ1枚)を作成することをゴールとする町田市地域活動サポートオフィス主催連続講座。

Q2.今後チャレンジしたいことはありますか︖

A2.1 つは学⽣さんに休み期間中に講習を受けてもらい、学⽣さんたち⾃ら組織を作り、事業を動かしていってもらいたいです。もう 1 つは本当にお困りの⽅とつながるために訪問看護ステーションとの連携を⽬指しています。訪問看護も含めた多職種連携のための研修プログラムも構想中です。オープンダイアローグで町⽥の福祉を改善するためのムーブメントを⾃分たちで起こしていきたいと考えています。

 

Q3.この活動をする上で大切にしていることは何ですか?  

A3.やはり相手の話を聞く、コミュニケーションをとるといった「対話」を大切にしています。精神障がいを薬で治そうとすると薬の作用が強く、その人の個性を抑制することにつながることもあります。服薬ではなく対話を重要視することで7~8割の方が社会復帰や回復に成功しているというデータもありますよ。

 


like mindsでは、まちだづくり応援基金を活用し、下記の企画を開催されます。随時ホームページやSNS等でも情報発信されていますので、気になる方はぜひチェックください。

<完全即興音楽を通じて聴く力と発信力を育てる>
完全即興音楽の講師であり、ジャズシンガーのさがゆきさんを講師に、ギタリストの加藤崇之さんをゲストに迎えてのワークショップです。参加者はそれぞれ楽器や鳴り物(音を出せる物であれば何でも)を持ち寄ったり、歌や声、朗読などで音による対話に参加します。講師たちの誘導で、音を聴くことやそれに応答して音を出すことに慣れていきます。講師の指示で音の強弱や、人数編成などを変化させて、いろいろなパターンでの演奏を重ね、最後に全員で始まりも終わりも決めずに音を出します。

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