【開催レポート】聴けてる?子どもの声 届いてる?わたしの声 ~子どもと共にありたい大人の学び場 vol.2~
2026年3月8日(日)、わくわくプラザ町田3F講習室にて、まちだ子どもアクションの取組として「聴けてる?子どもの声 届いてる?わたしの声 ~子どもと共にありたい大人の学び場 vol.2~」を開催しました(【共催】まちだ子どもアクション・町田市生涯学習センター・町田市地域活動サポートオフィス【協力】桜美林大学 学内学術研究振興費助成)。当日は、市内で子どもに関わる活動をする方を中心に42名の方が参加されました。
「まちだ子どもアクション」は、町田市内の子ども関連団体、NPO、行政、教育関係者、保護者などが連携し、「子どもにやさしいまち」の実現に向けて、子どもの声を聴き、共に支え合う仕組みを作る取り組みです。
第一部は、基調講演としてNPO法人せたがや子育てネット代表理事松田妙子さんに「子育ては大玉送り」というタイトルでお話しいただきました。第二部は、参加者同士でつながろう&「やってみたい!」を話し合おうというテーマでグループにわかれて話し合いました。

▲ 壁面にはイキイキとした子どもたちの笑顔が印象的な活動の様子がわかる写真が多数掲示されました。

▲会場後方では、子どもの権利に関連するたくさんの書籍や絵本も紹介され、休憩中に多くの方が手に取ってご覧になっていました。
以下、講演会とグループワークの内容をご紹介します。
【第一部】松田さんの講演「子育ては大玉送り」

ご講演の中では、子どもは守られるだけの存在ではなく、地域社会の一員であり、専門家だけでなく誰もが子育てに関われる「社会の厚み」を作ることが重要であること、そして行政の制度的支援には限界があるので、住民が主体となって「お互い様」の精神で支え合うインフォーマルな活動や「場」づくりを組み合わせることが不可欠となることを、様々な事例やご経験と共にお話をいただきました。立場や専門分野、地域性の違いを超えて互いの視点を理解し、対等な立場で協働していく姿勢が大切になるというお話にも、多くの方が頷かれているのが印象的でした。

▲松田妙子さんの資料から。子育ては大玉送りのように、地域で力を合わせながら進めていくもの(作成:松田妙子、イラスト:丸山誠司)

▲松田さん資料より。制度的支援だけでなく多様な支援の必要性についてお話しがあった、(作成:松田妙子、イラスト:丸山誠司)
<講演内のトピックス>
・子どもは単に守られる存在ではなく、地域社会のメンバー(ステークホルダー)として認識する必要がある。
・子育て支援は、年金・介護・医療と並ぶ社会保障の重要な柱として位置づけられるべきである(四つ葉プロジェクト)。
・行政の画一的な支援(豪華客船)には限界があり、当事者の近くで寄り添う伴走支援(小舟)や、地域での助け合い(ライフジャケット)が安心感につながる。
・支援からこぼれ落ち「見えない人」が存在する。支援者側が多様な視点を持ち、能動的に気づく努力が重要である。
・支援の受け手と支え手は固定化されておらず、誰もが自分の立場で役割を持ち、交代で支え合える社会が理想である。
・一つの団体が大きくなりすぎるのではなくて、小さな活動の炎(トーチ)を持つ人を増やすことで、地域全体が温かくなる。
・自分の住む「まち」への解像度を上げ、身近なエリアで何が必要か、どんな資源があるかを考えることが、地域づくりの第一歩となる。
・コロナ禍以降、子育てへの不安が高まっており、相談窓口の前後の段階を支える「節度ある介入=おせっかい」としての地域の役割が重要になっている。
・支援の場は、支援者がサービスを提供する「してあげる」関係ではなく、当事者が主体となり力を発揮できる対等な関係性を築くことが大切である。
・子どもの創作活動などにおいて、大人は過度に介入せず、子どもが自分で「できた」と決める瞬間を「邪魔しない」で見守ることが、子どもの権利尊重につながる。
・誰もが子育てに関われる「関わりしろ」を作ることで、地域全体を巻き込むことができる。
・こども基本法は自治体に子育て当事者の意見を政策に反映させる義務を課しており、住民と行政が対等な立場で話し合う場が不可欠である。
【第二部|参加者同士でつながろう&「やってみたい!」を話し合おう】
第二部は、参加者がグループに分かれて、松田さんの講演会の感想共有、つながり合いながら<子どもにやさしいまち>の実現に向けやってみたいこと・あったらいいなと思うことを共有しました。

<グループで挙がった意見(一部)>
様々な意見がありましたが、共通していたことは、お互いの活動を良く知ることの大切さと団体を超えてつながることの重要性でした。

▲最後は松田さんを真ん中に参加者全員で集合写真を撮影しました!
【参加者からの感想】
・全て深く頷きながら拝聴しました。基本理念の『放っておけないと思った気持ち』まさにそれですね!『あの人でなく、あの場所があるから』『支援の受け手にも支え手にもなれる、役割がある』重要なポイントだと思いました。そして大玉送りのイラスト、最高でした。
・講演会だけでは他の団体と面識を持つことが難しいため、ワークショップがあってよかった。各団体の思いを聞くことができ有意義な時間だった。
当日は、参加団体の活動を紹介するリーフレットを配布しました。下記よりダウンロードいただけます。また、今後内容を随時更新していきますので、掲載希望団体は、下記フォームをご入力ください。
▼聴けてる?子どもの声 届いてる?わたしの声|参加団体紹介リーフレット
https://machida-support.or.jp/wp-content/uploads/2026/03/rifuretto0316.pdf
▼リーフレットへの掲載ご希望の方は、こちらのフォームよりご回答ください
https://forms.gle/ZuD2rcBrcSrJrseeA
