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実施報告performance

実施報告 2024年10月29日

介護予防講座【地域デビューのすゝめ】の講師を担当しました!(南第三高齢者支援センター主催)

10月13日、町田市南第3高齢者支援センターが主催する「コミュニティ福祉フェア」内で行われた介護予防講座【地域デビューのすゝめ】の講師をサポートオフィスの喜田・橋本が務めました。当日は約30名の方々が耳を傾けてくださいました。

前半は喜田によるプチ講座、後半は高齢者共生の会の土井雅文さん・鞍掛台自治会会長の木村健生さんにもご登壇いただき、橋本が進行を務めトークセッションを開催。講座とトークセッションを通じて「地域デビュー」について深めました。当日の様子を以下の通りレポートします。

*町田市南第3高齢者支援センターのYouTubeで当日の様子を紹介されています。こちらからご覧ください*

<プチ講座>
冒頭では、なぜ地域デビューが必要なのかということをデータや事例を用いてご説明しました。超人口減少時代の今シニアの力が求められているということ、定年後の時間は意外と長い(働いていた時間の約半分の時間を過ごすと言われている)こと、健康に過ごすためには適度な運動・栄養・社会参加の3つが大切だということをお伝えしました。

また、地域デビューのコツとしては以下の3つをお伝えしました。
つまみ食いをたくさんしてみよう!(ちょっと参加してみて楽しければ続ければいいし、辞めてもいい)
なんとな~くの感覚で始めてOK!(この人と一緒なら安心、なんか面白そう!などの直感を大切に)
・自分のために始めてOK!(社会貢献・人の役に立つかどうかは気にしなくていい)

地域デビューの方法もさまざまで、地域貢献活動はもちろん、学ぶ・稼ぐ・仲間づくり・楽しむなどいろんな方法で地域と関わることができます。ぜひ皆さんも自分に合った方法で活動を始めてみていただけると嬉しいです。

 

前半のプチ講座で行ったアイスブレイクの様子。今日の気分を腕の角度で表しています。

前半のプチ講座で行ったアイスブレイクの様子。今日の気分を腕の角度で表しています。


<トークセッション>

土井さん:
皆さんこんにちは。町田市成瀬・成瀬台地区における高齢者問題について、住民が主体となって、住民に対する情報提供活動と共生のための事業を行っている高齢者共生の会で活動している土井です。「挨拶は短く、幸せは長く、目標は高く、腰は低く」をモットーに68年間生きてきました。現在は共生の会のほかに、登下校時の子どもたちの見守り活動や小学校の授業支援、町田市放課後子ども教室事業「まちとも」、自治会館の貸し出し業務、投票管理者などさまざまな活動を行っています。

木村さん:
こんにちは、木村と申します。鞍掛台自治会の会長をしています。現在52歳です。4月から、ノリでひょんなことから会長になりました。鞍掛台に引っ越してきたのは約10年前ですが、子どもと一緒にいると「おはよう」「いってらっしゃい」や、入学のときは「おめでとう」など、地域の方に声をかけていただいたことが沢山あり、この地域がとても好きです。やはり挨拶がある地域っていい地域だなと思い、自分もその一助になればと思いやらせていただいています。

Q1.お二人が活動を始めたきっかけ、地域に目を向けたきっかけがあれば教えてください。

土井さん:
町内会の役員決めの日に家内の代わりに出席することになりました。前年度は会長が決まらず午前2時まで会議が続いたと聞いていたものですから、会議が始まってすぐに「くじ引きかじゃんけんか何かで決めませんか」と提案をしました。すると当時の会長に「そうやって提案する力のある人が会長を担ってほしい」と言われ、そのまま引き受けることになったというのがきっかけです。

木村さん:
頼まれたら断れない性格で、「やってよ~」と地域の方に頼まれ、「いいよ」と答えました。最初は慣れないこともありましたが、やるからにはやってみよう!という前向きな気持ちで引き受けました。

Q2.地域デビューをしてよかったなと思うこと、難しいなと思うことをそれぞれ教えてください。

土井さん:
よかったことは感謝されることに尽きます。ありがとうと笑顔で言われると本当に嬉しいです。子どもたちと接するときにも、子どもたちの達成感あふれるキラキラした表情を見るとこちらもとても嬉しい気持ちになります。難しいことは、地域活動で忙しくしてしまい家内との時間が取れていないことです。こちらは少しずつなんとかしていきたいと思っています。もう1つは人間関係です。せっかくの地域活動なので楽しくやりたいのですが、人間関係の難しさはありますね。

木村さん:
地域活動をしていて、何か人のために行動できるということはとても幸せなことだと感じています。挨拶がある良い地域に関われることが嬉しいですし、自分も役に立ちたいという気持ちになります。難しいのは、自治会長の仕事で避けられない提出物関係です(笑)。自分は子どもの頃から夏休みの宿題は最終日にやるタイプでしたが、きちっと守らなければならない提出日をこなしていくのは大変だなと感じています。

Q3.これから活動を始めようとしている方が最初の一歩を踏み出す人にどんなことを伝えたいですか?

土井さん:
地域活動のポイントは、無理をしないことだと思います。無理をすると長続きしませんからね。地域活動は人生を豊かにする手段だと思っています。仕事とは違って、自分の楽しみややりがいを感じながら人間関係を広げることができますよとお伝えしたいです。

木村さん:
まずはいろんなところに顔を出してみてくださいとお伝えしたいです。地域の掲示板っていろいろ情報が載っているので、興味が持てそうなものに参加してみる、楽しかったらもう1個参加してみる、といった風に広げていくといいのかなと思います。冒頭の喜田さんのプチ講座にもありましたが、「つまみ食いをしてみる」という感じですね。

 

トークセッションの様子。右から土井さん、木村さん。

トークセッションの様子。右から土井さん、木村さん。

 

<クロージング>
最後にゲストのお二人に「あなたにとって地域デビューとは?」という質問をしました。お二人の回答はこちらです。

土井さん:未知との遭遇、新しい家族との出会い
地域活動を始めて、いろんな人が地域を支えてくれていたんだということがよく分かりました。活動の中で出会う人は良い人ばかりで、困ったことがあったら遠方に住んでいる家族ではなく、共生の会のメンバーを頼らせてもらうと思います。また、活動を通して子どもたちとの関わりも増えました。そういった意味で新しい家族ができたようだなと感じます。

木村さん:「えいやっ!!」
掛け声にしてみました。最初の一歩というのは誰でも不安で緊張すると思いますが、僕自身も「えいやっ!」と始めてみたら楽しかったので、ぜひ皆さんも気軽にやっていただけたらいいなと思います。


サポートオフィスでは、地域活動のはじめの一歩、地域デビューといったテーマのご相談・講演も随時お受けしております。気軽にお声がけいただけると嬉しいです。

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