【実施報告】昭和薬科大学地域連携センター・町田市地域子育て相談センター共催「おくすり・子育て相談カフェ」が開催されました。
12月1日(金)10時30分~12時、昭和薬科大学すずらんにて昭和薬科大学地域連携センター(センター長吉永真理教授)と町田市地域子育て相談センターが開催した「おくすり・子育て相談カフェ」の様子を報告します。本企画は、子育て世代が薬剤師に気軽に相談できる場として実施しているもので、サポートオフィスは、本事業の運営に協力しております。
当日は、2組の親子が参加しました。はじめは、子育て相談センターの方が準備したおもちゃコーナーで親子で一緒に過ごしました。赤ちゃんたちが慣れてきたあとは、お母さんは赤ちゃんと離れて、ゆっくり薬剤師さんへの相談タイム。赤ちゃんたちは、子育て相談センター相談員の方、昭和薬科大学の学生さんとおもちゃで遊んでいました。月齢がとても近かったこともあり赤ちゃん同士も打ち解けていたようです。
以下当日にあった相談と回答をいくつかご紹介します。
Q 腕にブツブツがあります。保湿ケアだけで治るのを待つか、軟膏を塗るか、お医者様によって意見が違います。どうすればいいですか?
A 受診した時の状態が違っていて、お医者様によって違う見解になった可能性もあります。痒がりますか?見たところ掻き傷も無さそうなので、保湿でも大丈夫そう。痒がる場合、とびひの原因になるので軟膏を塗った方が良いです。朝晩保湿を繰り返すことは大切です。
Q 以前下痢と鼻水で病院に行った時に麻黄湯と整腸剤を処方されました。麻黄湯も整腸剤も全然飲めませんでした。特にシロップが飲めません。薬をうまく飲ませる方法はありますか。
A 粉の方が、服薬補助ゼリーを使うなど飲みやすいかもしれないので、受診時にお願いすると良いでしょう。また、最低限飲ませなければいけない薬はどれかを、お医者様もしくは薬局で聞いて把握しておくのがおすすめです。
Q ご飯をたくさん欲しがるのですが、どれくらいあげたらいいか悩んでいます。一日3回食事をしており、おやつは機会を逃してしまってあげないことが多いです。
A 明らかに多い量でなければあげても良いと思います。しかし、まだ食べられる1回量が少ないので、3食+間食を基本にしてください。
Q 熱が出た時に処方された薬を数回飲んだら熱が下がったのでお薬(シロップ)が余ってしまっています。余った時は、最後まで飲ませた方がいいのですか?
A 基本的に解熱したら飲ませなくて良いです。これも処方の時にお医者様もしくは薬局で確認していただくと良いです。シロップはあまり使用期限が長くないので、余ったものは廃棄してください。またお子さんが小さいうちは、体重の変化と共に薬の量も変わってしまうため、余った薬は取っておかず処分してください。
最後は、子育て相談センターによる「お楽しみの時間」。手遊びや大型絵本の他に、ウクレレの演奏にあわせてみんなで「あわてんぼうのサンタクロース」を合唱しました。赤ちゃんたちが終始笑顔でリラックスしていたので、参加者全員が幸せな時間となりました。
参加者の感想を紹介します
・同じ月齢の子と遊ばせることができて良かったです。
・疑問に思っていることを聞くことができました。
・子供も楽しそうに過ごせました。