【実施報告】「市民活動のための労務のきほんセミナー」<2019年10月15日>
10月15日(火)町田市民文学館こどばらんど会議室にて「市民活動のための労務のきほんセミナー」を実施いたしました。
講師は町田市内に事務所を構える社会保険労務士でNPO法人ライフアップ・かわせみ理事長の岡本直子さん。
当日の飛び入り参加の方を含め10名の参加者の皆さんと一緒に労務の基本知識を教えていただきました。
2019年4月に労働基準法が改正されたポイントは以下の2点
①年次有給休暇の確実な取得の義務化(年5日)
→日ごろ計画的に取得できている社員はOK、追加で取得を促す必要はない。
勤怠管理とは別に、有給休暇を何日消化しているかがわかるよう別紙で管理することが望ましい
②時間外労働の上限規制(大企業:2019年4月 中小企業:2020年4月)
→36協定の残業時間について、平均で月80時間(ほかの月と調整可)となり制限が厳しくなった。
その他、労務の基本的な要点を盛り込んだ〇×形式のクイズや質疑応答の時間を持ちました。
参加された皆さん、熱心に受講され、質疑では、団体運営にまつわる具体的な質問も多く挙がり、
懇親タイムでも先生への質問や団体同士の情報交換で盛り上がりました。
アンケートにご協力いただいた方のセミナー満足度の平均は86点でした。
コメントの中には、今回は大枠として触れられていたボランティア保険についてや、
ボランティアと雇用の違い・契約に際しての覚え書きや労働条件通知書についてなど、より実務に近い話を聞きたいとの声もいただきました。
今回サポートオフィスとしては初めての開催でしたが、あらためて労務の知識は市民活動をされている皆さんに必要なものだと感じました。
次回以降さらにバージョンアップした内容で、開催できたらと思っておりますので、宜しくお願いします。
団体の個別相談につきましては、ライフアップ・かわせみにて受付していただけます。
ご希望の方は、サポートオフィスもしくはライフアップ・かわせみHPよりご連絡ください。
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