【実施報告】「ふだんの活動に“プラスON”交通安全・防犯協働事業」事業説明会
町田市役所市民生活安全課主催、町田市地域活動サポートオフィス運営にて「ふだんの活動に“プラスON”交通安全・防犯協働事業」事業説明会を5 月26日(木)10時~11 時町田市役所で実施しました。
この事業は「交通安全・防犯」というテーマをふだんの活動にプラスON(ちょい足し)して交通安全意識・防犯意識を高められるような、市民向けイベントを企画・実施する団体を募集するというものです。事業へのエントリーにあたっては、ぜひ本記事や本ページ下部に掲載されている説明会当日の動画をご覧ください。
当日は、参加を検討中の団体・個人の皆さんに向けて理解を深めていただく場、企画のアイディアのヒントを持ち帰っていただくための場として開催いたしました。
初めに、町田市役所市民生活安全課 課長よりご挨拶と町田市市民生活安全課より本事業実施の経緯、位置づけについて説明がありました。
◆防災安全部市民生活安全課 岡課長ご挨拶
市内の交通事故発生件数、犯罪発生件数は減少傾向です。しかし、身近なところで子供たちの自転車事故や不審者被害、高齢者の交通事故や特殊詐欺被害などが 依然として起こっている現状です。 「大切な家族、近隣の方がこの町で安全安心のもとに暮らしていほしい」この事業はそういった思いを皆様のふだんの活動に”ちょい足し” していただいて、町ぐるみで意識を醸成していくものです。 消耗品や一部経費についても支援していく所存ですので、ぜひ活用を検討いただければと思います。 本事業が安全安心まちづくりの一助となるようお願い申し上げます。
◆事業の位置づけ
本事業は、2022年度~2026年度での5ヵ年計画「第3次町田市交通安全行動計画」並びに「町田市安全安心まちづくり推進計画」の内容に基づいて実行されています。これまで行政、警察、関係団体を中心に啓発してきたものを、より広く市民に届けていくために計画した事業となります。
計画に基づき今回特に取り組んでいきたい内容が黄色部分
続いて町田市地域活動サポートオフィスより募集要項、スケジュールのご案内、エントリーシートについて説明いたしました。こちらは、下記より当日のスライド資料をご確認ください。
▼当日資料
5月26日開催事業説明会スライド
事業説明の後は、今後の企画のヒントを得ていただくため警視庁町田警察署生活安全課防犯係土屋警部補、警視庁町田警察署交通課安全教育係内田警部補より 【防犯・交通安全のミニ講座】を実施していただきました。
◆防犯・交通安全のミニ講座
<土屋警部補より>
町田警察署の特徴が3つあります。
一つ目は、特殊詐欺(オレオレ詐欺、還付詐欺等)件数が昨年1年間警視庁管内でワースト1位だったことです。しかし本年は半減。一般の方の声掛け等による未然防止ができています。市民の活動がとても重要となります。
二つ目は、110番の通報件数が、例年東京都において、新宿・渋谷と並んでトップ3に入ります。 それは管轄圏が広いということもありますが、市民の防犯意識が高いことにも通じています。何か気になる・変だなと思ったらちょっとしたことでも通報していただく、警察官を利用していただくことで、警察官が動き、警察官の目で事件性があるか確認することができます。そのためにもぜひ情報をお寄せいただきたいと思います。
三つ目は、警察に対する相談事案が警視庁で最も多いということです。相談内容はさまざまですが、まさに事件が起こる前の前兆の事案だと思います。警察に相談する、というのは敷居が高く感じるかと思いますが、必要な相談機関を案内したり、解決のアイディアをだすことができるかもしれません。何かお困りのことがありましたら、周りの方にも生活安全課に相談できることをお声掛け、お伝えいただければと思います。こうしたこともプラスONで広げていただければと思います。
<町田警察署交通課安全教育係内田警部補より>
町田市内の交通人身事故発生件数は、警視庁102の警察署の中で本年度4月までワースト1位です。町田警察署管内は事故が多い、ということを意識として持っていただければと思います。現在、全国的に自転車の交通ルールが周知徹底されていない現状があります。自転車のルールとしてあらためて自転車安全利用五則を紹介します。
1.自転車は車道が原則、歩道は例外
2.車道は左側を通行
3.歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
4. 安全ルールを守る
5. 子どもはヘルメット着用
車と自転車の事故があった際に、自転車の方が怪我をしても、自転車側に一時停止無視などの違反があった場合書類送致されます。自転車も車両の仲間という意識をもって利用していただきたいです。
皆さんの活動を通しても、このようなルールをご家族や周りの方に知ってもらうきっかけにしてもらいたいと思います。
講話の後は、市民生活安全課より具体的な企画案・イベント例の紹介がありました。
以下は一例です
・警察の方による講話や実技教室(無料で実施可能)
・交通ルールについてのスタンプラリー
・ワークショップ(反射材)等の教材を使っての啓発
・団体の名刺の裏に自転車クイズを記載する
交通安全・防犯に直接かかわった経費についてはサポートオフィスからサポートする予定ですので、どういうかたちで「プラスON」できるか考えていただければと思います。
そのほか、イベントを企画していただく際に参考になるサイトが紹介されました。(町田市HPでも紹介中)
・警視庁ホームページ (tokyo.lg.jp) 交通ルールを確認したいときや犯罪情報を知りたいときに。特殊詐欺の動画や交通安全絵本など、様々な情報が掲載。
・警視庁公認 交通安全情報サイト TOKYO SAFETY ACTION シニアも子どもも楽しめるゲームもたくさんあります。
・防犯アプリ Digi Police 最新のアポ電情報のほか、防犯ブザー機能等を搭載したアプリ。
※上記以外でも実施にあたり確認が必要なものがあればサポートオフィスを通して警察の方へ確認も可能です。
最後は、質疑応答が実施されました。
Q 自団体で実施する有料イベント内で交通安全や防犯に関するイベントを実施してもよいのでしょうか。
A 経費負担に直接かかわるものが有料でなければ基本的にはOK。ただしイベントの具体的な内容によって確認したうえで、最終的に回答したい。エントリーシートに参加費の有無を記載して提出をしてください。
Q 警察の方に講話をしていただく場合決まったプログラムがあるのでしょうか。
A おおよそのプログラムはありますが、対象となる方の属性や要望等に応じて調整をしていただくことも可能です。
Q 今回紹介された企画例にそってエントリーを考えるのでしょうか?
A これはあくまで一例です。皆様の自由なアイディアをお聞かせください。そのうえで相談して決めていければ思います。
団体募集の詳細・説明会動画は以下よりご確認いただけます。
【実施募集ページ】「ふだんの活動に”プラスON″交通安全・防犯協働事業」イベント実施団体募集」ページ
【募集要項】交通安全・防犯協働事業_募集要項
【エントリーシート】交通安全・防犯協働事業_エントリーシート ※提出締切 第1期6月20日(月)/第2期9月20日(火)
【説明会動画】ふだんの活動にプラスON交通安全・防犯協働事業説明会Youtube
エントリーにあたってご不明点等ございましたらお気軽にサポートオフィスまでご連絡ください。
皆様のご応募をお待ちしております!!
主催:町田市役所市民生活安全課
問い合わせ先:一般財団法人 町田市地域活動サポートオフィス
042-785-4871 (平日9時~18時)/ info@machida-support.or.jp