【実施報告】町田市生涯学習センター主催「生涯学習連絡会~お悩み解決LABO~」の開催をサポートしました
町田市生涯学習センターでは、市役所各課が開催するイベント、講座・講演会等に関する情報交換、課題の共有・解決、事業連携を目的とする「お悩み解決LABO(生涯学習連絡会)」を定期開催しています。
サポートオフィスでは、2月17日(木)に実施された本セミナーの企画運営・当日の進行・講師等の開催協力をさせていただきました。
今回のテーマは「デジタルデバイド(情報格差)対策」。
イベントや講座のオンライン開催にあたり気をつけたほうが良いデジタルデバイド対策について、オンライン会議ツールの機能体験やオンライン活用事例の発表、グループトーク等を通じて参加者の皆さんと一緒に考えました。
当日は様々な課より職員18名(センター職員4名含む)にご参加いただきました。以下に当日の詳細をレポートしていきます。
前半の事例発表では、町田市生涯学習センター、町田市地域活動サポートオフィス、南第3高齢者支援センターからそれぞれの取り組みについて紹介。
町田市生涯学習センターは、センター内でのデジタルデバイド対策として、今年度取り組んだiPadの貸し出しや施設のWi-Fiの整備、「なんでもスマホ相談室」の実施についてお話いただきました。サポートオフィスからは市民団体のオンラインの活用状況をご紹介させていただいた他、サポートをしながら一緒にやってみることでオンラインに挑戦できるようになった団体の事例をいくつかご紹介しました。
南第3高齢者支援センターの担当者の方からは、2020年6月よりスタートした、Zoomを使用した交流会「オンライン交流会」の事例についてご紹介いただきました。最初はZoomの機能を参加者全員で覚えるところから始め、現在ではさまざまな世代・分野の地域団体をゲストとして呼ぶなど充実した会を毎月開催されています。当日は担当者の方に、そこでの挑戦や工夫などお話いただきました。会を継続しているうちに最近ではセンター主催から参加者主体への取り組みへと変化してきたそうです。当初オンライン交流会はコロナ禍での高齢者のフレイルを予防するためのツールでしたが、今では高齢者の方の「やりたい」を叶える場になりつつあります。
*「オンライン交流会」は毎月第2木曜日の10:00~11:30で実施されています。どなたでも参加OKですので、ご関心のある方は南第3高齢者支援センターまでご連絡ください。
後半のグループワークでは、「今年度の各課でのオンラインでの取り組みの共有&オンラインで今後やってみたいこと」をテーマに意見交換しました。「各課ができることを少しずつ取りまとめて情報共有してみたい」「来年度考えている課の取り組みも、誰かと一緒にやってみればいいのだというヒントが貰えた」といった声があがりました。
【当日の主なコンテンツ】
・オンライン会議(Zoom)の機能体験
・オンライン上でのアイスブレイク
・事例発表
(1)町田市生涯学習センターのデジタルデバイドへの取り組み(町田市生涯学習センター事業係 職員より)
(2)市民や団体の現状やフォローの取り組み(町田市地域活動サポートオフィス 橋本より)
(3)オンライン交流会の取り組み(南第3高齢者支援センター 安部様より)
・グループトーク・発表
【参加者からお寄せいただいた感想】
・オンラインの研修は初めてでしたが、対面の研修よりも話者(講師、進行役)と距離が近く感じたことが意外でした。今後、何か相談したいことができたときに連絡をし易い関係ができたのは有意義だと感じました。
・自課で実施している事業について、庁内及び関係機関の取り組みを知ることができ、また、オンライン事業に関して他課の職員と情報交換ができたため、とても有意義でした。
・今回のオンライン講座の進行自体がとても勉強になりました。Zoomの操作方法の丁寧な説明から始まり、グループへの切り替え、高齢者支援センターの方がグループを回ったり等、今後の外部施設職員とのオンライン会議の際に進行を担うことがあれば、今回のことを思い出し、参考にさせていただきます。
・高齢者支援センターでの事例はシニア同士のつながりの大切さを感じると共に、ただデジタルデバイドを解消するだけではなく、その先に目的があることで多くの人が前向きに取り組めることを感じました。
町田市地域活動サポートオフィスでは、リアルの場でのイベントはもちろん、オンラインイベント等の開催にあたり、どんな場づくりをしていくかを一緒に考え、サポートさせていただいております。サポートが必要な際は、お気軽にご連絡ください。