横浜リハビリテーション専門学校「地域福祉論」でゲスト講師としてお話しさせていただきました!
1月13日、横浜リハビリテーション専門学校の「地域福祉論」でサポートオフィス橋本がゲスト講師を務めました。今回のテーマは「NPOと若者の地域活動」。専門学生の皆さんに実際に活動している方々の声を届けたく、NPO法人町田すまいの会副代表の高本明生さん、今年度「まちカフェ!」学生おうえん隊として町田すまいの会で活動していた笠野真矢さん(法政大学現代福祉学部3年生)と一緒に登壇させていただきました。
※「まちカフェ!」について詳しくはこちら、学生おうえん隊についてはこちらをご覧ください。
当日は、理学療法士・作業療法士を目指す専門学生の皆さん約130人に向けて、NPO活動や「まちカフェ!」での取り組みなどをご紹介しました。また、作業療法士の方と住宅改修を行った経験のある高本さんに専門職とNPOとの連携についてお話しいただき、笠野さんには町田すまいの会で活動した感想をお話しいただきました。
以下に、実際に授業の中で行ったトークセッションの一部をご紹介します。
(笠野さんへの質問)
Q.町田すまいの会と一緒に活動してみて、自身にどのような変化がありましたか?
A.以前は自分の意見や思っていることを人に伝えるのがすごく苦手でしたが、町田すまいの会での活動を通してだんだんと言えるようになりました。「みんなで意見を出して考えていこう」という団体の良い雰囲気があったことと、団体の皆さんが「学生さんの意見は新しい視点ですごく助かるよ!」と何度も伝えてくださったおかげで、自分もできることをやりたい!と思うようになり、主体的に発言できるようになりました。
(高本さんへの質問)
Q.学生を受け入れてみてどうでしたか?
A.今年度は学生さんと一緒に団体の活動を紹介するための動画を作成しました。動画を作ってみたいという思いは以前から漠然とありましたが、動画の構成や編集のことなどさっぱり分からなかったところを学生さんがサポートしてくれ、とても感謝しています。町田すまいの会で学生おうえん隊を受け入れるのは今回で2年目でした。今年は昨年よりも自団体のやりたいことを学生さんにうまく伝えられるようになったと感じています。
*町田すまいの会と学生おうえん隊が一緒に作成した動画はぜひこちらからご覧ください*
<学生さんからの感想一部紹介>
・NPOという言葉をよく耳にするものの、どんなものなのかはよく分かっていなかったので、今回知ることができて良かった。福祉に関する分野のみに関わる団体というイメージがあったが、そんなことはなく、広い社会の中でそのNPOの団体組織の得意な分野について特化して活動をしているこということが、楽しく活動できる要因の一つなんだと思ったし、それで地域に貢献することができるのがとても良いことだなと思った。
・今回のお話でさまざまなボランティア活動を知ることができ、もっと調べてみたいと思いました。また、勇気づけられたので今後はもっと自信をもって行動していきたいと思いました。ありがとうございました!
・毎日授業を受けている中で、私は本当にOT(作業療法士)に向いているのか、私がやりたいことはこれなのか、考えることが多かったのですが、今日のお話を聞いて、私が目指したいOT(作業療法士)像が明確になりました。いつかOTとして地域に携われるように頑張ります。
・OT(作業療法士)は他職種の方と働くと知っていましたが、地域問題を通じて建築士の方とも関わることがあるということに驚きました。実際に働いている方のOT(作業療法士)とのやりとりを聞けたことはすごく貴重なことだと思うし、今学んでいることが現場で使われていると分かり、頑張って勉強しようと思いました。
・ボランティアでも、小さなことでも、誰でも気軽に参加できるんだなと思えました。自分たちでもできることがあるんだなということが分かり、何かに携わることが出来ればと思います。ありがとうございました。
授業全体を通して、「地域には若者が参加できる場がたくさんある」、「NPO活動や地域活動は今すぐに始めなくても、地域にそういう活動があるということを知っておくだけで人生や仕事に活かせることがある」というメッセージが伝わったかと思います。
このようにお話しさせていただく経験は私たちにとっても貴重な機会になっています。講演などの機会は、引き続き積極的にお受けしていきたいと思います!ご希望の方は、サポートオフィスまでご連絡をお願いいたします。