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レポート 2020年04月21日

【コラム】元行政マン、現役NPO代表&中間支援組織スタッフの小話 vol.2 「挑戦!-オンライン会議⁉」

 私の属する「町田演劇鑑賞会」は、創立以来35年を迎える市内でも老舗の文化団体です。35年前に会員として市民ホールでお芝居を観始めた人たちが友達、職場仲間を誘って大きくなってきました。当時35歳の人たちがいま70歳、45歳が80歳、55歳が90歳と人生経験豊富な方々が多い団体です。このように会員の高齢化が進み、このまま何の手も打たずにいると演劇鑑賞会などはあと10年でなくなってしまう、という危機意識が出てきました。

 

昼間なら観られる、という声がたくさん寄せられていることから、昼・夜2ステージを目指して会員を増やす取り組み(720名からまずは950名へ)を開始しました。そして、100名増という近年稀にみる会員増を達成し、2月の上演を820名で昼・夜観ることができました。会に勢いが出てきて、運営の安定数1100名から1200名をこの1年で増やしていこうと盛り上がった矢先、“新型コロナウイルス″禍が襲ってきました。

 

人との接触を8割減、というお達しのもと、会議も開けず、演劇の上演もできない状態となってしまいました。この状況下での体制作りは役員会が先頭に立って進める必要があります。役員は12名、若手で50代半ばと60代が中心で、70代と80代が一人ずつという構成です。集まれない中でどうするか、私は「オンライン会議」を提案しました。

 

「オンライン会議?私たちにできるの?」とあやし気な視線と反応に包まれましたが、サポートオフィスのホームページの外部サイトの「活動レポート」の中にある「オンライン会議のはじめかた・すすめかた」という打って付けのノウハウページを知っていたので、「この通りにやればできるよ」と押しました。日頃はメールでのやり取りや機関誌への投稿などを各々パソコンやスマホでやってきているので、この世界にまったくの素人というわけではありませんが、オンライン画面で会議を開く、というのは全員未知の領域です。

 

紹介されているのは「Zoom」という会議用ソフトを使っての方法。それぞれが必要な手順に従って進んでいけば会議を開けるようにできています。しかし、必要なアカウントを自分がすでに取得しているのかいないのかがはっきりせず、ないものと思って画面の要求通りに入力しても思うように進まず立ち往生。メールや電話で教え合ってなんとかクリアして画面に辿り着き、自分の顔が写っているのを見たときには感動! 会議主催者や他の人の顔を見てまた感動! 声が出てないよ、とか声だけ出て顔が出てないよ、とかをみんなで伝え合い、スマホの2名を含め全員の顔が画面に写された時にはまた感動!互いに手を振り合って辿り着いた嬉しさを共有し、何だか先端の技術を使って会議ができる組織になったという満足感が得られた感動の一幕でした。

 

ただ、不慣れなため、発言の声が被って聞き取りにくかったり、まだ会議に辿り着くのが精いっぱいだったりで、会議のやり方そのものはこれから習得しなければならないのですが、私たちは災い転じて大きな一歩を踏み出すことができました。

 


著者/大谷 光雄

町田生まれ町田育ち町田市在住。1977年町田市役所に入職、最後の10年を新たな地域社会づくりの核としての地区協議会の設立に従事。その傍らで会員制のNPO法人町田演劇鑑賞会を設立、会長として35年目を迎える。平成18年より地元町内会副会長を歴任。

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