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コラムcolumn

コラム 2021年04月30日

【コラム】新米事務局長のつぶやきvol5「ゴールディンウィークに読みたいおすすめ2冊」

昨年4月の緊急事態宣言中にスタートしたスタッフコラム。しばらく更新しておりませんでしたが、今年のゴールデンウィークも東京都は緊急事態宣言下、ということで自宅で過ごすゴールデンウィークにおすすめの本をご紹介します。今サポートオフィススタッフ内で流行っている(!?)2冊です。

1 『あそびの生まれる場所—「お客様時代」の公共マネジメント』西川正 (著) ころから株式会社 

私の大好きな1冊。「何かあったら困るので……」と禁止、ルールにあふれた社会。制度化が進んで困りごとの解決は専門家にお任せ。そうした中でみんなが「お客様」になってしまった現代。公共は、政府や行政だけがつくるのではなく、みんなでつくるもの。そのために必要なのは「あそび」と著者が提案しています。あそびとは「遊び」とハンドルなどの「遊び」(ゆとり、余裕)のこと。楽しさと余白が必要ということですね。新型コロナウイルス感染拡大以降、遊びのない「窮屈さ」、主体性が発揮できずお客様化されてしまう「無力感」を感じている方も多いと思います。改めてあそびとあそびについて考える良いタイミングかなと思います。

2 『ゆっくり、いそげ  カフェからはじめる人を手段化しない経済』影山知明  (著) 大和書房

西国分寺にあるカフェ「クルミドコーヒー」のオーナーの著書。副題「人を手段化しない」という言葉がささります。売り上げのため、成果のため、課題解決のために「人」が手段になっていないか?という問い。自分の中にも無意識にそうした視点で人を見ていることがあるのでは?と考えさせられた1冊です。実は、1回目に読んだときにあまりピンとこなかったのですが、2回目でぐっとささりました。その時自分が置かれた状況で読後感が変わるのかもしれません。「使える」「使えない」という言葉を人に対して用いてしまうそんな社会で私たちは幸せになれるのでしょうか?

特に印象に残っているのが、人を手段化しないクルミドコーヒーのエピソードで「ビーフシチュー」のお話し。既存の価値観だとびっくりするような、でも素敵なエピソード。具体的には、ぜひ読んでみてください。


今後も不定期でスタッフコラムも更新していきたいと思います。また、今後は、サポートオフィスにいただいたご相談と回答を紹介するページを新たに開設予定です。皆様のお悩み解決の一助になればと思っています。


緊急事態宣言中もオンライン/対面でのご相談を継続しています。スタッフの出勤形態等に変更もございますので事前にメール(info@machida-support.or.jp )や電話(042-785-4871)でご予約いただけますようお願いいたします。

 

 


著者/喜田亮子(町田市地域活動サポートオフィス 事務局長)

大和市在住。桜美林高校、桜美林大学出身。20年間民間企業の助成財団で全国の地域活動への助成等を担当。中学2年の娘、小学校5年生の息子の母です。

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